黒神遊夜, 神崎かるな『しなこいっ』4
不思議……
今まで心配されたり守られたりっていやだったはずなのに…
龍之介くんが相手だと悪い気がしないな…
- 作者: 黒神遊夜,神崎かるな
- 出版社/メーカー: ジャイブ
- 発売日: 2011/01/07
- メディア: コミック
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そうか! 乱歩は実は女の子なんだな!?
他の漫画なら「そんな莫迦な」と一笑に伏されるところだが、この漫画は猪口安吾(♀)*1という前科があるので、実際にそんなことになっても納得してしまえる下地が完成している! え? 佐東鯨(注・人類女性)? 彼女と乱歩は百合カップなんでしょうよ、はっはっは。
まあカバー下には、ちゃんと女体化乱歩というオマケがついているんですが。
……しかしこの漫画、ヒロイン母(医者)の部下という背景キャラにすら、オマケ四コマで「女性少女愛者(フィーメルガールラヴァー)」であることが明言され、なおかつエフェボフィリアとか専門的な言葉がわざあわざ出てくるんですが……作者(たち)、ガチで同性愛とか性転換モノ大好きなんじゃなかろうか。
同性愛といえば北河和巳。
今まで特に見せ場もなく、ただただ龍之介ベッタリで腐女子受け狙いかと思いたくなるようなやつでしたが、今回はやっとこ活躍が。今まであのオバケ竹刀がさんざん不発でしたが、ようやくその真価が発揮されるようです。
髪を括っておさんどんしてると、もう龍之介姉でいいような気がしてきたよ。その場合、弟に少しでも何かあると顔面崩壊で切れるキモ姉類ですけれど。
今回は全体的にラブコメモードに突入しているので、戦闘も北河vsさくらの練習風景のみ。乱歩も祥乃も、今回はさっさと撤退しちゃったし……。
他、「番号持ち」の意味や、龍之介と鳴神家の因縁の一端が明かされたりして少し物語が動いたけれど、焦らし仕様は相変わらず。
……確か一巻のころ、打ち切られないよう応援キャンペーンとかあった気がするが、こんなスロースペース進行だからそれを見越したキャンペーン打ってたんですかね。
まあともかく、ラブコメ展開で凶暴ヒロインがやっとかわいらしさを見せてきたのはいいんじゃないでしょうか。
……しかしその結果がお約束の風呂場遭遇は、野郎の方が裸を見られてふぐりを揉まれるというのはどうなんだろうな。あの龍の図からして立派なモノをお持ちなのは確かなようだが。
しかし年頃の娘と二人暮らしなのに、大の男二人を泊めて、あげく娘の下着までそいつにたたませる吹雪ママの神経は色々と計り知れない。
ラスボスはラスボスで、負傷と疲労で息が上がっている主人公の呼吸音を聞いて、興奮しすぎて鼻血耳血を垂らすという、かなり「終わってる」状態になってきましたが……。
これでもまだ中学生。恐ろしい限りよのう。
*1:壮年のおっさんが諸肌脱いで花柄のブラを見せつけたかと思えば筋肉でそれを引きちぎり、それを目の当たりにした男主人公は何も突っ込まず、後でその現場を目撃したヒロインは男主人公に「変態!」と怒り、その答えがそもそもおっさんに見えたのは生物学的にれっきとした女子だったからであったとさ。