片岡人生, 近藤一馬『デッドマン・ワンダーランド』10

 ――アナタも
 理解(わか)らないから殺すんでショ?

デッドマン・ワンダーランド (10) (角川コミックス・エース 138-17)

デッドマン・ワンダーランド (10) (角川コミックス・エース 138-17)

 箱の中身を「どーせ脳みそなんでしょ?」とか思っていたらもっとおぞましい物だったでござるの巻。あれが五体満足(傷だらけだけど)ってことは、クローン培養とか何かなあ(あんたの造った〜ってことは、本当の体が箱の方なのかも)。
 そろそろレチッドエッグの存在理由というか製造目的が知りたいですね。シロは人造人間なのか改造人間なのか未だに不明ですし、ガンタももしかしたら普通に生まれてこなかったのかもしれない。
 そういえばガンタ父って今までなんか言及されてたっけ……。所長があんなに執着しているのも謎い。
 DWを出た後、「元の生活」に戻った皆の姿は中々新鮮です。千地さん、あれで社会人だったのかよ……あと羊くんのシスコンぶりが上がっていて笑える。かつての腹黒キャラはもう見えないな。
 しかしDWの食糧供給ってどうやっているんだろう(笑)。
 レチッドエッグの二重人格について、はっきりDIDって用語が出ちゃいましたけれどいいんですかね。実験された苦痛で人格が分裂しましたーって落ちだったらベタベタすぎるし、それなら二つで済むはずないと思うんだけれど。人格が二つあることについて、まだ何か仕掛けがあることを期待。