ヤマザキマリ『テルマエ・ロマエ』2
- 作者: ヤマザキマリ
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2010/09/25
- メディア: コミック
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――が、二巻の冒頭一話目からしてシモネタに走るとは予想だにしなかった。チーコチーコ言い過ぎやねん。狙ってやったのかまさか。
ルシウス悩む→風呂入る/水に浸かる→タイムスリップ→解決、という流れは前回で既に確立されていたので、今回はルシウス周りのドラマが強化されました。
モデストゥス家の房中悶着、ハドリアヌス帝の体調不良、次期皇帝、ルシウスの浴場によって職を追われつつある浴場主たち……などなどなど。
肝心のタイムスリップ先も、ウォータースライダーだったりお風呂マナーの話だったり、あげくに動物園(バナナワニ園)だったりと、もはや水物にまで拡大。
しかしルシウスの親日度もずいぶん上がったものですね……。
あと、金精様の回を見るに、ローマの女性ってのはリウィアに限らず肉食系が多かったんでしょうか?
ともかく、何に付けルシウスのリアクションが見物なのは相変わらずで安心します。バナナとか日本でも昔は凄い珍味なんだったっけな。
ジブリのおもひでぽろぽろとか、そんな映画で果物の王様はバナナだった、と結論づけるエピソードがあったのを思い出す(パイナップル食べようとしたら失敗した)。
いつマンネリが来るか、というか既にその影が見えつつある気がせんでもないが、次回も楽しみにしていようと思います。五巻以上続く予感はあまりしない。