今月の外伝&島本和彦『Gガンダム』1
00N#08
今回はアレハンドロ特集。これまで00世界に存在する無名の人々を取り上げてきた本シリーズも、今回は初めて名有りキャラを取り扱っています。
ユニオンのパイロットスーツ姿のアレハンドロ……今とあまり変わらん気がする。あとアルヴァロンってコーナー家の家紋なんてついてたんですね。
レイヴに続き、ドクターもレポート作成者として名前が登場。あの人こんなマメなこともしていたのか。ラーズやヴェーダについてもレポートが存在しそうで気になる。
ヘルフィ・レポートとして編纂されたら便利そう。
00P特別編#04
ファーストシーズン編。久し振りにルイード、シャル、若モレノとイアン、そして16歳時のシャルが登場と、Pファンには嬉しい内容です。
今回はガンダムvsガンダム、つまりは対裏切り者戦を想定したテストで、GNブレイドなどを使用。プルトーネと戦闘するシャルってのも珍しいなしかし。
テスト戦闘とはいえルイードと本気でぶつかることが出来、「実力を認めてもらえた」シャルがいじましいと言うか何というか。
んで、内容以上にたらくさんの挿絵がまた見物ですね。ハナヨ以外全員登場していますし(というか今回ハブだ)。その上「赤ん坊のフェルトを抱っこするマレーネ」という図が!
特別編ってV二巻か何かに収録されるのでしょうか……。
00I#13
最終回一歩手前。あれか、もうデルとレナードは出ないんかー、出番ないんかー。Iは外伝総決算と言っていたが、また何食わぬ顔で次が来そうな気もする。
前回すっ飛ばされたリジェネ覚醒の経緯が、少し遡っての冒頭。何ともう一人の仲間はハーミヤなのでした。うう、スルーが仲間の一人だとずっと信じていたのに……。
つーかフリンチとスルーのパイロット技能って特に関係なかったのかもしかして。するとドクターの「フリンチ氏の代わりを探すなら〜」という推測は的外れだったことに。残念。
そのスルーさんはブリュンが説明したのか、本当の兄妹じゃないってのはもう知ってたんですね。でもテリシラ大好きは変わらないようで、地上で帰りを待つようです。
レイヴくんがここに来て「リーダー」としての振る舞いが板に付いてきた感じ。一度死んだら肝も据わるだろうけどwハーミヤと手を繋ぐ図は可愛い。
さて仲間が六人揃ったことで、ようやくヴェーダによる目的が明らかになりました。
アリーにお片付けされちゃった監視者に代わる新たな監視者。ヴェーダ・イノベイド・人間、三つの知性体による計画の監視が〜って、え、ヴェーダって「知性体」なの??
ありゃ量子演算機であって、人工知能とはまた別のものなんじゃ……MSの設計とか情報量とかは確かに凄いが「知性」があるかとなると話が違うでしょ。訳分からーんw
イノベイドはヴェーダに対する拒否権を持たないが、監視者には拒否権の代わりに特殊能力を与えた。が、ラーズの能力機械の制御、及びヴェーダの制御が拒否権として機能する。
……何そのオーバースペック。
とりあえずオマケページでの解説も合わせると、内訳はこう。
■メンバー選定
監視者としての仲間集めに関与するチーム三名。
・レイヴ:仲間を見つけ出す
・テリシラ:能力を開放して正式に仲間に加える
・ハーミヤ:監視者として相応しくない者をリセットする
■監視作業
監視者としての実務をこなすチーム三名。
・ブリュン:仲間同士の意思疎通を円滑に行う通信役
・ラーズ:拒否権保持。いざという時ヴェーダを停止できる
・リジェネ:太陽炉制御により無用な争いを止める
最初からメンバー選定者がセットだから、自分たちで探させたってことなんですね。なんで初めから目的を提示しなかったかよく分かりませんが。
後気になるのは、ラーズに与えた権限の大きさ。自分で作った人造人間に、自分自身を止める力を与えちゃうなんてねえ〜。ていうかイノベにそういう思考が出来るか微妙な気も。
とりあえず大方の予想通り、スッゴイ能力もらっちゃったリジェネは増長し始めます。見届け人としてやって来ていたあげゃにシメられるはめになるわけですが……
身体を使う技はたとえイノベイドといえど 訓練をしなければな
なにげにシャア大佐の名台詞を吐くドクター、何やってんすか。あげゃも「人殺すのに太陽炉(ガンダム)とかいらねーよ」と作品の根幹を否定しかねないこと言ってるし。
しかしリジェネさん諦めない、ビサイドさんをパシらせて、レイヴ=びの字のボディごとメンバーを抹殺しようとし始めます。そこでハーミヤの能力が発動。
彼女の能力だけは合議性のようで、リジェネ以外全員の意見が一致してリセット。能力と記憶が奪われ、リジェネはぽかんとした顔でリニアトレインの座席にいるのでした。
しかしリボンズが新たな監視者を「やっかい」と言っていて、思考筒抜けのリジェネがいるからまあいいかと思っていた矢先にこれってことは、次回重い腰を上げそうです。
一方、襲撃に来たビサイドを迎え撃つはヒクサー@サダルスード&ハヤナ@セファー。姉さんからビサイドの位置データが〜って、すっかり仲直りしているのねw
ヒクサーの復讐はこれにて完遂。ハッチが勝手に開いたのはラーズの仕業っぽいですね。なぜか都合良くいるあたり、あげゃが連れて来たっぽいし。
あげゃのペンライトから登場する立体映像ハナヨ。ハーミヤが「おねえちゃん…?」と涙ぐんでいるけど、誰も説明してくれません。
エレベーターの倒壊が始まっているんで余裕はないんですけれど、レイヴもドクターもフォローしてあげてくださいw
一方でラーズさんは地上の避難時間を稼ぐため、タワー内で作業を続けることに。あげゃ、ドクター、ブリュンと、三人全員がラーズの自己犠牲前提で話を進めているのが笑える。
お前ら、ギリギリで当人も脱出するとか考えてくれても……話的に(というかラーズが犯してきた大量殺人的に)自己犠牲で綺麗に死んだほうが都合が良いんだろうなとは思いますけど。
だがそこへ否を唱えるは、我らが主人公レイヴくん! 1.5ガンダムあらため――I's(ボクの)ガンダムで出撃します。おお、とうとう前言撤回*1ですな。
なにげに私物宣言してますが、あまり間違ってはないからいいのか。少し離れた場所にあったはずだけど、運んできてくれたのはヒクサーあたり?
レイヴの新衣装が戦闘服っぽいのはこの伏線だったのねー。パイロットスーツ着込んでいるかは知らないけど(コクピットのコマがない)。
島本和彦×今川泰宏『超級! 機動武闘伝Gガンダム(ドモン放浪編)』#1
燃える漫画家・島本和彦がかつてキャラデザを担当したGガンダムが、ご当人の手でコミカライズ。ガノタと言うより一ガンダムファンでしかない自分が通して視聴した、数少ないタイトルです。
今回は本編一話が丸々漫画家120ページ。……で、うち終盤の19pを費やして、テレビのオープニングをやっています。歌詞ついてます。脳内再生余裕でした。
……まさか毎号やるんじゃないでしょうねこれ。最終回はエンディングも?
冒頭、ドモンをしょっぴいた刑事さんの子供時代回想からスタート。
視聴当時は憎たらしく思ったキャラですが、移民する人たちに置いて行かれたり、残された地球をリングにされたりと、彼が噛み締めた苦渋が伝わってきて感情移入出来ます。
さて主人公ドモン、寄らば噛みつくぞな雰囲気を纏って登場……するんですが。悪党どもに渡した爆弾鞄を投げ返され「いらねーよ 返すなよー!」とキャッチボール始めます。
結局自分で食らい、煙をあげながら警察に連行。え、なにこのギャグキャラ。その後も刑事さん相手に格好良く台詞をキメたかと思えば、シバかれてすんません連呼で情けなさMAX。
〜っす口調とか、どんだけ腹が減っているんだというピザへの執着、子供たちもびっくりのパン早食いなどなど、アニメ本編とは結構ノリが違いますね。これはこれで好きだけど。
レインはレインで「許さざるを得ん!!」となっちゃう美人ぶりアピールや、ドモンを「見せかけの男らしさを演出してるだけ」とうまく発破をかけたり、イイ性格に仕上がってます。
確実に将来、ドモンは彼女の尻に敷かれますね……。
「ソフィアちゃんを無事に助け出すために…… ガンダム無しで行くんじゃねえからなあ!!」
「街を守るためにわざと受けたわけじゃ…ないんだからなああああ――――っ!!!!」*2
ドモン、ツンデレか。ツンデレ化したのかお前は。
指パッチン前の「出ぇぇえろおおおおお嗚呼」と力むドモンと、その背中に「〜ミサイルは使わないで…お願い……」と言ってる刑事さんのコマがシュール。何この変なテンション。
シャイニングフィンガーは真っ白な背景に文字だけの見開きと、炸裂している見開きの計四ページで描かれています。マンキン思い出したな。そして気合いの入った作画です。
国際条約第一条も懐かしい。そしてガンダムモニターの大画面で、この男を知らないか、という質問をことごとくスルーされ続けたことにキレるドモンに大笑い。良い。
というかピザを食べる顔でつぶらな瞳すぎるでしょ……何この萌え主人公。
色々とテンション高い第一話でした。ガンダム乗ってからのアクションがいちいち細かく描かれていたり、もっとページ数圧縮できた気もしますが懐かしさ補正もあって楽しめましたね。
この漫画で東方不敗師匠が登場する日が楽しみで仕方ありません。