ときた洸一・千葉智宏『機動戦士ガンダム00I』2

「え――――っ!! 兄さんが少女を地下室に監禁」
「違う違う 第一ブリュンは男だ」
「少年に女装コスプレさせて監禁!!」
 ※この会話は本編の内容とさほど関係ございません。

機動戦士ガンダム00I (2) (角川コミックス・エース 97-18)

機動戦士ガンダム00I (2) (角川コミックス・エース 97-18)

表紙

 なるほど、1ガンの次はアストレアFね。三巻は1.5ガンダムにでもなるんでしょうか、顔とかあまり変わってないけど。そしてなぜかいるハーミヤ。
 可愛いけどさ……ドクターとスルーが並び立つ表紙が見たかったんだぜ。なんか当のスルーさん、カバー下でふてくされてますし。
 そして裏表紙はシェリリン19歳が華麗にゲット。この調子だと、三巻は順当に今をときめく中二病芸人(ラーズさん)が飾るんですかね。裏表紙とカバー下のチョイスが楽しみ。

#06

■連載時の感想
 主人公の回想によるこれまでの粗筋という親切設計の導入。でも始まるのはヒクサー・フェルミ恨み節だったりする。
 同型のスルーと一緒に、ラーズの前に現れることに懸念を持つドクター。双子と言い張るぐらいの気概はないんかと未だに疑問。
 そういえばアヴァランチユニットが無いよ〜というエコとシャルのやりとりって例の伏線なんですが、肝心のアヴァランチアストレアF、今号の話*1でもまだ出ないままですのう。
 00Pでは出ましたが、Iには次回登場してくれるんだろうか。

#07

■連載時の感想
 自ら動いてレイヴを守ったり、乗れといわんばかりに掌を差し出す1ガンダム。MS成分薄かった一巻と違い、これでもかとロボ物の様式を呈してますな。
 あ、スルーにハグされるドクターの表情、描き直されてるっぽい?
 この時言及されたラーズさんの義眼が、なんか最終回まで放置されるような気がしてきた今日この頃。

#08

■連載時の感想
 67p一番下のコマのブリュン、トーンが追加されてるなー。
 なんか色々あったけど、あげゃとリジェネの登場が全部持っていった気もする。
 とりあえずスルーとハーミヤを無視して、空にいるレイヴ(ビサイド)と電波で会話し続けるドクターとか、ソンドハイム夫妻を差し置いてラーズをお父さん呼びするブリュンが強烈。
 千葉シナリオは面白いけどあちこち強引だと思うの……。

#09

■連載時の感想
 連載時には表紙にあった、仲間集めルール集が削除。八話でも表紙で人物紹介ってのが消えていたけれどあれは通し読みには特にいらない情報だしなあ。
 と思ったら巻末に見開き使ってまとめてあった。
「兄妹一緒の部屋じゃないの?」
「甘えるな!」
 スルーさんはどれだけブラコンなのかと。よほど過酷な記憶背負って生きてきたんだろうとは思いますが、今現在は頭が軽すぎてどうにもこうにも。
 初登場時の颯爽とした姉御風はいずこやら。最終話までにまた凛々しい姿を見せてくれるのを祈るばかりです。
 しかし未だに、ドクターの能力は元から設定されていたのか、レイヴが最初に見つけた時に設定されたものなのか気になる……。
 一度袂を分かってから、ドクターのポジが仲間集めにかなり重要なことが一層強調されましたし。最初に見つけたら覚醒スキル持ちって設定しないと、ミッション達成の効率悪くなりそう。

#10

■連載時の感想
 この回の見開き戦闘シーン(マスクが破れたアストレアF)が単行本表紙なんですな。
 アストレアFのコクピットから蹴り出されるドクター。えーとアストレアFの頭頂高が18.3mだから……コクピットから地上まで優に10m以上(14mぐらいかな)あるんですけど。
 つくづく死ななくて良かったです。ウィンチぐらい使わせてあげてよ、あげゃ!
 しかし何度見ても全裸・尻丸出しでコクピットに乗り込むビサ吉さんは笑える。

おまけ四コマ『だぼあい』

 お子様にも分かりやすく作画しておきます
 その気遣いはどこからくるのときた先生w ビサイドがなんかバイキンマンみたい。
「ネギたっぷりのマヨネーズ丼(以下略)」……ビサイドはレイヴをなんだと思ってんでしょう。というか0026型はマヨラーだったりするのか、キャベツ髪なだけに。
 シャルさんは十七歳教信者だったようです。あのハンマー自分で投げたんかなあ……いくらあげゃでも、ドクターにあれ喰らわせたりはしないと思うが。
 サッカーを観るラーズさんは久し振りに普通人っぽい行動を取っている。でも機械操作をイノベの標準仕様と思うのは、本編でもありそうな予感。
 アップデートハナヨは、以前想像してた大人のお姉さんなハナヨとイメージぴったり。でもボインはそこまでボリュームいらんです。あの髪伸びるとあんなに跳ねるんだ……。

*1:2010年8月号現在