えすのサカエ『未来日記』１０巻＆パラドックス

未来日記 (10) (角川コミックス・エース 129-15)

未来日記パラドックス (角川コミックス・エース 129-16)

　物語も大詰め。みねねの次は秋瀬君主役のターンですかね、次回は。
　由乃に関する謎も色々深まってきましたが、さてどうなるやら。彼女の隠し事ってまだ残っているよな。
　秋瀬主役の外伝・パラドックスは最初コメディっぽく始まったけれど、本編で不幸なまま終わってしまったお目方様とか、色んなキャラの救済ストーリーになっていて、まあいい話だったかな。
　でもトゥエルブの素顔ちゃんと見たかったな……。サードだけは悪人だからかそのままですが。
　初登場時のみねね懐かしい。心音爆弾って彼女らしかったなあ。
　本編と外伝読んで思うに、この作者の漫画って人が人を好きになる理由が、いまいち書き込まれない（はっきりしない）のがイラっとくるのが難点。由乃はまだ「ヒミツ」だし、みねねが西島に惚れていく過程は描写されてますが。
　秋瀬は徹頭徹尾「一目惚れ」でずっと進められているし、西島がみねねに告白しだした時はハァ！?　という気持ちでいっぱいでした……。カップル成立が適当な感じ。