機動戦士ガンダム00P Vol.4―ガンダム00公式外伝!
機動戦士ガンダム00P vol.4―電撃ホビーマガジンスペシャル
- 作者: 電撃ホビーマガジン編集部
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2009/11
- メディア: ムック
- 購入: 1人 クリック: 11回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
まともかく、本誌連載分+書き下ろし六本と大増量の最終巻でございます。連載分は加筆された最終回以外は、外伝感想であらかたやっちゃったので、書き下ろしの感想をおもに。
連鎖する関係
若き日のフォンの口から、ついに父ロバーク・スタッドについて語られます。うーん、あまり親父を尊敬している感じじゃなかったの……のか? 母親のことスルーだし。
フォンとマレーネって当人たちが知らんだけで、結構深い因縁あるよな〜と思っていましたが、それがこうして語られるとはびっくりです。ロバークさん、マレーネのこと気にしていたんだね……。
インターミッションの内容は細かい所で繋がっていて、最終回改稿分にもちょっと影響してたり。
忍びよる陰謀
陰謀が大きくなる前のような、二人の日常的な任務を描く話を心がけました。
ってシャチョーがブログで言っていたので、もうちょっとほのぼのした話かと思ったらさにあらず。ボインボインのファントンパイロットさんが可哀想です……。しかしここで出たイノベイドは、緑タイプですかね。強制コントロールだったんだろうか。
途中までのヒクサーの情けない姿の数々はなごんだんですけどねえ。
選ばれた人々
ある意味、今回の目玉。秘密の話です。byシャチョー
ルイード、マレーネ、シャルをスカウトしたのはグラーベちゃんですた。というお話。ルイードがCBに参加した動機って、ほとんどイアンと変わらんのねw あとシャルはラブスパイラルで目がくらんだとしか。
グラーベちゃんはスカウトのつもりでナンパみたいになってました。しっかし、十年も稼働していたのか……ずっと二十歳のボディで作られて稼働時間二年ぐらいと思ってたわ……。
グラーベがプルトーネ事件や、シャルのトラウマを気にかけた理由もこれで分かろうというもの。シャルの態度からするとヒクサーはもっと後から入ったようだけど(いつか時期がはっきりするといいなあ)、グラーベは古い知り合いだったのね。
874と887
他より分量半分ぐらいのインターミッション。ストレートすぎるぐらいハナヨラヴを表明するハヤナが、ラストで恐怖を覚ええる展開は後のことを思うと切ない。まあときた漫画でちょっと救済されましたが。
理解なき理由
プルトーネの悲劇を振り返る。って、真相がやっと明かされるんじゃなかったんかい!
とりあえずグラーベ死亡は彼の優秀さゆえのもの、と……ううぬ。
メカニック
アルテミーの組み立てに奔走するイアンを助けたのは、モレノさんが拾ってきたばかりのシェリリンじゅっさいでした。という話。天才すぐるだろこの幼女……。歯の生え替わりで空気が抜けて、変な発音しているのがあざといw
00P最終回(加筆)
戦闘シーンが増えたんだけれど……ビサイドくんの小物ぶりがあがっているやないですかっ。
グラーベや人間を見下しまくったり、自分は計画そのものと等しいぐらい重要な存在なんだぞ! って考えてたり。「自信家は逃げるのにも、いちいち理由がいる」って地の文で言われたり。
そのあげくに「グラーベ聞いてくれ(時間稼ぎをして脱出だ!)」→「すまない、時間があまりないんだ」ビサ吉あぼん、の流れに思わず吹いてしまった。
ビサイドって死亡時にボディが「原子のチリに」ってあったのが直されてないかと思ったんですが、これはそのままでしたね。パーソナルデータも失われたし、個体としてのビサイドは本当にもう居ないと考えていいんでしょうか。
相関図だとレイヴくんに「同一人物?」って矢印が出てますが。あ、ただやっこさんの独白からすると、製造元はリボンズで間違いなさそう。すると00Iでのミッションもリボンズから出された可能性が濃厚になっていくなあ。
しかしGNキャノンって二機出てたけれど、それだとサブボディは二人いたわけで、もう一人はどうしてんだろう。そのうち出るのかな。
一方のグラーベちゃん(もはやちゃんまでが名前)は、インターミッションの内容込みなので、ルイード・マレーネ・シャル・874と仲間ぱぅあー発揮したり完璧に主人公やってましたね。
あとヒクサーへの「生きろ!」が二回に増えたり、「生きてたの〜!」と跳び起きる姿想像して笑みを浮かべたり。お前ら絆厚すぎだろう。