虐待絡みの話を書いていたら、虐待のニュースが。

 執筆14日目、現在258枚。本日は午後から出かける予定があったためか、集中して31枚も仕上げることが出来ました。イェー。


■2歳の娘に熱湯「熱い」「痛い」母とその友人笑って見る
 ……治療の後、この子がこんな親の所に戻されないことを祈ります(八ヶ月の長男ともども)。
 つーか皮が剥けるまで熱湯、かつ子供が痛くて泣き叫ぶ姿を「面白い」と思う感覚が怖い。しかもきっかけはシューマイが熱くて吐き出した。そこは拾ってふーふーして、食べなおさせてやる場面だろ……。あと虐待を疑ってくれた医師はGJです。
 しかしこの母親のそのまた親はどうしていたんだろう。しかも友人まで一緒て。
 虐待のニュースでは、冬の北国で家に閉じ込められた兄弟が、生ゴミで飢えをしのいで生きのび、二ヶ月ぐらいして帰ってきた母親に「まだ生きてたの?」って言われた話とかもありました。乳幼児だった下の弟は死んでしまったので、その遺体と一緒にいたんですよね……。あれも酷かったけれど、こっちもなあ……というか供述の稀にみるイカレ具合が許せない。
 そういや寄生獣だったかな。主人公が幼い日、母が火傷を負いながら、熱湯から身をていして息子を守ったエピソード。母性愛の素晴らしさってやつですが、このニュースは母親以前に人間かどうかを疑いたい。
 ただ、この母親も虐待されていたんじゃ? って意見には首を傾げる所です。虐待されてなくてもやる奴ぁやるんですし。「面白い」って動機を見ると、そういう背景があるんじゃなく、単なる不健全な破綻した親ってだけかと。
 虐待の連鎖ってのは一種の幻想だと私は思っています(虐待する親のうち、過去虐待を受けた人は30〜50%ほどですが、逆に虐待の経験を持ちながら健全に子供を育てられる親は50%に登ります)。
 ただ、同時に母性愛を奉じる「聖母神話」も、親は子を大事にするという「家族神話」も幻想であり、それが社会からの隠れ蓑となって、長らく児童虐待から目をそらさせる原因になったわけでして。特に性的虐待はね。
 私も昔、初めてそれを知った時はにわかには信じられませんでした。が、現実とは向き合わないとなあ……(あっ、墓穴を掘った)。