黒咲練導『放課後プレイ』
「何かね、このマニアックなマンガは、けしからん」
放課後プレイ (電撃コミックス EX 電撃4コマコレクション)
- 作者: 黒咲練導
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2009/01/01
- メディア: コミック
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ネットで評判なので買ってみたのですが、なるなるほどー。タイトルがエロ漫画っぽいと思ったら、下手なエロ漫画より艶がある、そんな作品。作者名と表紙でもっとゴスいイメージがあったけれど、中身は昔ながらの四コマ漫画ですね。
ゲーム雑誌の連載だったそうですが、主人公たちがゲーマーで、話題もゲームネタであることしか関連がなく。
引きこもりゲーマーの主人公のもとに、毎回毎回デレ期に入ったツンデレ風味のヒロインがおしかけてくる仕様。
発情彼女というか、顔面に「好き好き大好き」と書いてあるような勢いで毎回毎回イチャイチャデレデレろべろべする。キスするしないで何度もひっぱったり、やっと出来たと思ったらさらにもう一歩踏み出しちゃったり。
ヒロインのスペックはサド系・ぱっつん前髪・吊り目三白眼・高身長細身・黒タイツ・黒髪ロング。表紙のなっがーい髪のうねり具合とかいいですね。で、毎回毎回エロい表情を見せる。頭なでられて脳みそとろける〜とかモノローグしたりね。
基本的に閉じた世界で、台詞から「部長」の存在が聞ける以外は、徹底してヒロインと主人公しかいない。が、それが気にならないのは読者も恋は盲目状態に引きずり込まれるせいでしょーか。年齢は高校生ぐらいかな、この二人。
にしてもやっぱりエロすぎます。寸止めが誘発するエロスと妄想というか、露出度は低いがやっていることは色気むんむん。つーか作者はきっと足フェチ。読者に「こんな彼女欲し〜」って言わせそう。
だいたい表情がイイんですよ、表情が。
最初ちょっと絵が粗いなあって思っていたんですが、だんだん彼女の発情顔がですね。泣き顔も可愛いし。毎回の表紙絵ではゲームのコントローラーと一緒にポーズを決めてくれるヒロインですが、そのポーズとコントローラーの絡め方がまた……。その、明らかにコントローラーが別のモノに見えるんですが、それはオレがエロい人だからですね、ハイ。すんません。
しかし何げなく、サクランボでちょうちょ結び作る彼女は凄いと思います。