二期二十二話「未来のために」

量産型赤組イノベ。
 もうダメだこのアニメ、と思った。スタッフ、アッタマ大丈夫か?
 何か疲れたので、詳細な感想はまた後日……。

本編感想。

 ふう、何とか二十三話に間に合ったぜ。
 えー今回も布石のターンでしたね。
 決意表明とか結線前夜な雰囲気出してましたが、総力戦とか激戦になる〜とかおまえらそれさんざ繰り返してきただろうが。あとグラハムはアバンで決着着けられて不憫。ブシドーの影響はホーマーおじさんでしたか。「滝行」はもう突っ込む気にもなれん。
 一期の時も終盤詰め込みすぎと言われ、二期はもっと展開早くするよ! って言ってたけど、なりませんでしたね。
 ネーナvsルイスにしろ、刹那vsブシドーにしろ、「もっと早くやれよ」と。留美あんなにダラダラ遊ばせてないでとっとと死なせておけばええやん。だいたい彼女の紹介で現われたアニューがイノベだったのに、彼女の情報すんなり信じるトレミーは欠陥脳集団ですか。いやカタロンもそんな調子だったけど(特にクラウス。00Vの専用イナクトは凄いな、おい)。
 今回はカタロンがGN粒子アンチフィールド(今までなぜ出さなかったんだろう)によってトレミーピンチ! の危機にはせ参じてくれましたが、この展開だってもっと早めにやってて良かったでしょうに。今まで役立たずを通り越して、存在意義がまったく不明だったのに(カタロン構成員のライルすら、スパイ設定は忘れられるしアニューとの唐突な恋愛でカタロンの心配も忘れるほどだったのし)。
 援軍に来たカティさんの周囲にいる部下がイケメンだらけで笑う。グッドマンのブリッジが軍隊らしくむさいおっさんだらけなのと対比させているのがあからさまですが、ここでも善悪強調するわけねー。
「民意を問う」とか言ってますが、その「民」がこれまでの過程でまっったく描かれてないのに、無神経な発言(脚本)だこと……。ま、世の中には一部の人々の考えをさも総意のように言う●●市民がいますし。
 で。ハーキュリーのクーデター(風テロ)って何の意味があったんですかね。カティさんが蜂起するなら別に意味がなかったというか、エレベータ崩壊の影響もアロウズがちょいと勢力伸ばしただけですし(熊関連以降で連邦軍の描写自体が皆無)。結局スミルノフ一家のやたら狭い因縁が生まれただけでしかない(父親をめぐって実の息子と養子の娘が対立)。
 ルイスもなー。今回は一言だけの登場でしたが、ネーナ殺しを1クールのうちにやってから、沙慈との不思議空間対話に持って行ったほうが自然だったのでは? 復讐のためにアロウズ入って、一応の復讐は果たしたから恒久平和願ってます、って。
 リボンズは「自分か刹那かを歴史に選ばせる」と言い出しましたが、あんた今までそんな前提で行動してたっけ?(してない)
 そして話題の「量産型イノベイター」……。
 有志によるカウントによると、あの一シーンで240〜280人ぐらいいるみたいですね。乗せるMSあんの? それとも戦闘母艦の乗組員なのか(あ、ほんとにありそう)。ってことは、00Fの黒トーネブリングも量産型ってことに……フォンが言った通り、本当に「物」なんですなー。
 しかし階段まですし詰めにしたあのシーンは、いい加減構図とか考えることを放棄したように見えます。
 どうせなら格納庫に集めるとかでも良かったのでは? そしてどうしてあんなに大量に用意する必要があるのよ。映画バイオハザードのクローンアリスみたいに、培養カプセルが延々ずらり並んでいるのでも楽しそう。コラ画像なみのシーンが放送で普通に流れるとは予想の斜め下だぜ。
 リボンズが唐突にブチ切れたリジェネに射殺されましたが、この流れじゃ予備ボディあるんでしょうね、彼。予告にいるし。しっかしリジェネももう少し早くニート卒業しておけよ。期待値が底辺になったところで行動起こすんじゃねーですわ(そして案の定小物臭ふんぷん)。まさか金色大使を越える小物がずらずら出るとは思わなかったよ二期。
 未来のために生きると言い出す刹那&トレミークルー。
 グラハム戦でのそれとか、普通にそこだけ見るとカッコイイような気もしましたが、前後がなー。第一、これまでのCBの活動にまったくの正当性が見いだせないのに、そんなヒロイックな決意されても。「咎を受ける(罪を償う)」気、さらさらねーだろ!
 決意表明なんぞ序盤のトレミークルー再結集の時にやっておけ(ヴェーダ奪還もその時点で提案しとけ)。行動方針ってのは最初に決めておくもんでしょーが! 決戦を前に改めて確認とかったレベルじゃねーぞ
 刹那に花を渡すフェルト。ライアニュ以上の唐突な恋愛展開があろうとは……。
 出撃前の仲間への激励? 家族愛? そんな好意的解釈を、くねくねしたフェルトの仕草(後ろで手を組む)、「マリナさんに悪いかな」という台詞が全て吹っ飛ばします。そこはせめて「〜誤解されるかな」ぐらいにしとけよ。
 一方、マリナ姫は宇宙にあがっていました。シーリンともどもAEUスーツなのはクラウスが渡したせいですかね。
 しかし周辺の子供たちはうざいなあ。というかマリナ自体存在が既に……(だから刹那の相手役としてフェルト台頭ってか? 今さら?)。子供ってのはそれ自体はまあいいとして、使いどころとか置きどころが間違いまくっているのが。カタロン虐殺(という名の、普通の掃討作戦)で死なせておくほうが半端じゃなくて良かったのでは。
 当時は死ななくて良かったとか胸なで下ろしたものですが……。
 アレルヤは今回、火力あがったので活躍が増えましたね。やれやれ。
 あ、あと三話……もうすぐこの苦行もおわる……(さめざめ)。