二期十二話『宇宙で待ってて』

HGアリオス発売されたのにこの出番の少なさは……。
 今週はダブルオー真の性能&ルイスと沙慈のドラマが双璧でしたね。
 新OPは来週からだっけ……ああ、もう今年最後の放映になるんですな。
 前回のヒキから再び裸空間で開始。ナンテコッタ 脳量子波の人と至近距離の沙慈だけ聞こえているのかと思ったら小熊にも聞こえていました。よかったな、眼福であったろう? これでいつでも心きなく戦s(ry あれって描写のないモブの方にも発生していたんですかねー。まあ裸はイメージ映像、イメージ映像、演出として処理処理……。
 沙慈がCB!?→そういえば刹那もCBで……隣に住んでいて……あのころから……!→四年間ずっと保存していた(そしておそらく、たびたび見返していたであろう)沙慈メモリー画像全消去。と、ルイスのヤンデレ、もといカテジナ化が一気に進行いたしました。過去を引きずってルイスルイスルイスの所に行かなきゃ、と言いまくっている沙慈とは対照的。
 うーん、思いつく限りの最悪な方向性へどんどん進んで行っていますねー、二人は。ルイスはこのまま死にそうだし(最後和解できるかもしれないけれど)、一方CB式思想教育を叩き込まれた沙慈はまだ生存の可能性がありそうなのは私の偏見か。いやバイアス抜きでもルイス、そろそろ後戻りできなさそうな。小熊じゃルイスを癒せそうに感じがしないし。
 チートとかそういう領域をすっ飛ばした勢いの真ダブルオーには開いた口が塞がりませんが、今のところその弱点は沙慈そのものっぽい。ラッセオーライザーに乗れば解決ですが、そのアニキには死亡フラグらしきものが立っている始末。
 まあ、「オーライザー、売るよ!」になりそうだったところを、カタロン虐殺の回想で思いとどまっただけ、まだ成長の目は充分ですけれど。あそこで出たら普通に撃ち落とされて、それで死ななかったとしても捕虜にされて尋問拷問フルコース確定ですし(笑)。えがったえがった。
沙慈「決まってるじゃないか! ガンダムが憎いんだよ」
 やったのは刹那たちではなく、スローネだと分かっていても吼えずにはいられない沙慈。まさに「どうしてこんなことに」。それに対するせっちゃんの説得は、まあ、そりゃ怒られるよねってなもんです。ただ、刹那の不器用な説得を「戦うのは俺(刹那)がやるから、お前(沙慈)は説得でも交渉でもして彼女を取り戻せってことだろ?」と翻訳できるライルはさすがロックオン二号。
ライル「過去の罪滅ぼしか?」
刹那「未来のためだ」

 先週で、刹那は未来を見てない的なこと書きましたが撤回ですね。刹那にもちゃんと未来志向があって一安心。最後に死ぬのはまぬがれなさそうですが、新しい世界を見るくらいの浮き目はあるんじゃないかと期待していです。
 しかし一期もそうだけど、殴られる時はいつも黙って殴られますねこの子は。ただ、ある意味刹那は「超絶はた迷惑巨大なお世話集団ソレスタル・ビーイング」を体現しているキャラかもしれません。
 真ダブルオーですが、∀別にすれば歴代最強になりそうですね。量子化っておま、量子テレポーション? 存在確率の不確定化? そらボンズリ様もべっくらですよ。そして真00もう一つの機能、「びっくりしすぎて敵が馬脚を暴露大会」。
 王留美が平手喰らったのは「ざまぁwww」としか言い様がなかったんですが、リボンズは出るたびに格が下がっていて微笑ましい(生暖かい視線で)。最終回の何話手前で死ぬかしら(三話前に一票)。
 死ぬと言えば、そろそろ四クール目なのでイノベーバーゲンセールのターンも始まりますね。今日辺りリヴァイブ死ぬかと思ったけど、脱出機能で無事生還。先週まであんなに強かったブリングも軽くあしらわれたり、インフレが激しいなあ。アリオスとかもう活躍できないような……ああ、そうかトレミーの発電機という部署がありましたよええ。
 アレルヤは一期からずっと、出番が極端に偏りますね。ミレイナへの「お母さんは無事だよ」はよくやった! とアレルヤスキーとしては拍手ですが、いかんせん空気過ぎる。ソーマリーでまだ一悶着ありそうだから、巻き返しもあるんでしょうけれど。
 荒熊パパに刻一刻と死亡フラグメメントモリ箝口令とか無茶だっつーの)が迫っていることですし。小熊と和解して死んでいくんだろうけれど、もう一度ソーマと会わせてあげてお願い。つーかソーマ再登場しないかしら。
 コーラサワーは前回活躍して、今週も「大佐の勝利のために!」とかって普通に格好いいので心配していましたが、やはり撃墜されてホッとします。やー炭酸はこうでないとね。
 爽やか清涼飲料とは逆に、ジニン大尉のロッカー(二階級特進でジニン中佐)が淡々と片付けられるシーンはちょっとクるものが。ルイスが写真を回想したりしてますし、最初登場した時はまさかこんなに好待遇があるとは思いませんでした。いや死に要員だったんだけどさ。アンドレイに「君はアロウズにいるべきではない」と言われて、そりゃ反発しますよ。なにげなくあの義手は怪力なの。まあ機械に人並みの力持たせるほうが難しいか。
 それにしても、久しぶりにライルがまともに登場していましたけれど、そろそろ彼とカタロン絡みのエピソードやらないですかね。アニューさんはおやっさんの無事を確認してくれただけで終わりだし。なんで刹那ライルがカタロンって黙ってるんやー、とか。元アロウズのマリーをなんでライルはスルーし続けているんやー、とか色々納得いかない部分は多いわけでして。こういう展開の強引さ、ご都合さが一期より更に悪化していっているね。
 アニメとかマンガとか小説とか、ようは「作り物」なんだから、その作り物感を受け手に持たれたら致命的でしょう。でも、ダブルオーは全体的に「お芝居」って感じがします。本当はトレミーも戦場も狭い舞台の上で、一目でセットと分かる背景の中で俳優が動き回っている(ものの例えなんでMSの戦闘についてはスルーしてくだしあ)。お芝居だから色んな物事が抽象的に描かれて、時間の都合に合わせて「あったほうがいいけど優先度が低いシーン」(例えば撤退の過程とか)はザクザク切られる。そんな感じです。
 ストーリーにしても、誰かが「起承々結」って評していたけど、実際引っ張った割に落ちの付け方がどれも「ストン」じゃなくて「カクッ」て落ち方なんですよね。前振りの割に大したことなかったり、前振りがなかったのにえらいことになったり。最近だとそりゃもう七話で、壮大な伏線と前振りがあれば感動できんこともなさそうなんですが……いかんせんマリーがポッと出すぎなのが。彼女も可愛いけどソーマを出してお願い!
 えー、また文句言ってましたが、今週はアロウズにあまり焦点が当たりませんでしたでな(ルイス周りは別として)。またかるーくメメントモリ撃っているのは前回からの延長か。あ、上にも撃てたんだへー。
 次回は攻略戦ということで、どんな激戦が繰り広げられるのかワックワクです。