S(すこし)F(ふっかつ)

 朝起きたら指が痛いので、猫に引っかかれたのかと思ったら、自分の髪が刺さっていました。ミステリーです。散髪だってここ二ヶ月していないのに……。あ、ちなみにあと9日で、スーパーダッシュ一次選考の結果を宣告されるぬえやです、ごきげんよう
 まあ一次受かったらラッキー、二次受かるとは思っていない。一次落ちたらまあそんなもん、けど評価シートゲットでイヤッフー。そんな前向きな気持ちで構えています。それより今は年内の投稿を終えないと……。今年もう一本やっておかないと、来年頭ごろに出るであろう、スニーカー一次選考の発表で落ちていたら、春の電撃とかに向けて心がくじけそう。
 できるだけ量をこなして、精神力鍛えないとねえ。


 魔王14歳さんチより。
「メモリ」と「メモリー」の表記を統一したくない - 文章表現の難儀なところについて
 面白い。読んでいてうんうんと頷いてしまった。
 漢字を開く(平仮名にする)かどうかは、状況によって使い分けてもいいという意見もあるし、統一したほうがいいという意見もある。『回廊』でも、表記の使い分けを「間違い」として校正さんに指摘される場面も多々あって、それなら最初から指摘されないよう、統一しようとしたりもしました。例えば「食う」と「喰う」とか。なんだったっけな、一応意味を持たせて使い分けている箇所も「いや、それぐらいの意味ならいいじゃん。統一しようよ」とかって却下されたものもあったような気が。
 なんかねー、小説ってある意味みすぼらしい媒体なんじゃないかと思う。匂いがあるメディアはないからともかく、小説には絵も動きも音もない。文字しかない。みすぼらしいって表現だといかにも悪し様なので、言い直すと慎ましい、そんな媒体です。そんなもので勝負しようなんて作家は、いわば清貧の徒でありましょう(ここ、笑い所です)。
 だから、文章ってのは小説におけるミの部分、肉体です。魂(精神)にあたるのが物語。私たちは作品ごとに適したものを産み落としては、乳を与え産着を着せて、最低限のお世話をしてやらにゃならんわけです。
 ……あ、なんか比喩に終始して本題を見失いつつあるんでこのへんで。


 SFが読みたいです。まあ動機をたどると、それはまたガンダム00になるわけで……今年はもう、ダブルオーばっかですw 00馬鹿。軌道エレベーターとか、00世界の設定考察とか見ていくうちに色々と興味を惹かれた次第。昔はもっとオカルト傾倒だったんですが、「なんだ、科学の世界も面白いじゃん」と近年思いつつあったのも関係しているのでしょう。
 もともと、オカルトなものが科学的に検証されるのを期待していた部分があるんですよね。随分昔のことですが。荒木飛呂彦が、キャラクターの特殊能力に色々と理屈をつけたがったみたいと言うか(バオーの武装化現象とか、黒騎士ブラフォードの髪が動く原理とかね)。オカルトという空想・非現実的なものが、科学によって現実の裏付けを得るのを期待していたのでしょう。
 しかし、発達しすぎた科学は魔法と区別が付かないわけで。
 SFの世界で描かれる超科学の世界は、かつて魔法の世界に興奮した懐かしい気持ちを思い出させてくれるのでした。ダイソン球とか、ミラーニューロンとか(SFか?)、世代型宇宙船とか、銀河帝國とか、陽電子頭脳とか。
 さしさたって早川のSF古典をあさっています。今はニューロマンサーを読み始めたのですが、bk1の「あとで買う」にマルドゥックシリーズから時砂の王からアシモフから放り込んでみたり。……コードウェイナー・スミス人類補完機構が読みたくてたまらないのですが、お取り扱いされてないよハレルヤ。ク・メルに会いたい!
 小学生のころはいわゆる書痴で、図書室を利用するため学校へ通っていたものでした。そんな手当たり次第に読んだ本の中には、当然SFも含まれているわけでして。ウェルズとかアシモフとか読んだんですが、かなーり記憶が曖昧なのがなんとも。確かレンズマンスタートレックも読んだはず。ノベル版スターウォーズとか。
 わりかし憶えているのは、「超人部隊」とかってタイトルのやつでしたか。月の裏あたりに住んでいる、大金持ちで大悪党のばあさんを倒すため、超能力と高速言語を身に付けた超人たちが活躍する話。児童書だったんですが、残虐なシーンが結構ありました。訓練の行き届いた主人公を拷問しても、中々口を割らなさそうだから、まったく無関係の人(主人公に仕事で声をかけただけのウェイトレス嬢)を目の前で拷問するとか。哀れ彼女は、自分がなぜこんな酷い目に遭うのかさっぱり分からないまま、両手両足をガリガリと削られ、主人公にも見殺しにされて死んでいくのです……。あとは、傍目にはカードゲームをしているようにしか見えないけど、実はトランプの暗号で会話している独房でのシーンとかあったのを憶えています。
 なんか、内容を断片的に憶えているけど、タイトル思い出せない作品がいっぱいあって困りますな。