二期六話『傷痕』


 CMで聞けるアレルヤのキャラソンが「わっかるぅ〜ぜ、ペン太さ〜ん♪」としか聞こえなくて困っています。
 実は七話のアレルヤフィーバーに期待しすぎて印象が薄かった六話なんですが、それでもやっぱり楽しいっすよ。はい。
 とりあえず、OP前のアバンが前回のCパートそのままなうえ、気がついたら刹那とマリナが普通に帰ってきて、アリー「そのまさかよ!」(前回の流用)だけで出番終了ってどういうことよアナタ──! 俺のwktk返せ! コーラと思ったらやっぱりエミリオでしたってのはまあ予想していたからいいけどね!
 CBがアロウズに情報を流したのではと突っかかるカタロンさん。ライルが止めてくれたのですぐ収まりましたが、「さっきまで笑っていた奴らが……」と泣き出してなんとも重たい。沙慈自身も、親切に車のキーを渡してくれた見張りのおっちゃんが冷たくなっているのを発見したりして、あらためてがっくり。
 ティエリアに問い詰められて事情を話すと、やっぱり厳しく糾弾されてしまいました。まあ当然ですな。
 とりあえず、沙慈に悪意がなかったとはいえ、勝手に逃げて情報を漏らしてこの有様ではカタロンの人たちが許してくれるはずもなかろうってんで、CBに連れ帰ることとなります。与えられた部屋は独房から普通の部屋にランクアップしましたが、つけたテレビのニュースでまたも自省する沙慈であります。
 さて、カタロンは基地が台無しなのでお引っ越ししなくちゃなりません。そんなところまでわざわざ面倒みちゃうCB。
 カタロン側はその援助を受け容れるつもりのようだけど、内部じゃまだ不信をもたれているのでは。まあともかく、その支援作業には王留美が動くこととなりました。
「ネーナは脳量子波が使える」「紅龍は留美の兄」
 ……雑誌で知っていたが、もうその情報出るのねー。あれ? ネーナってヴェーダリンク脳量子波って聞いた気がするが、ヴェーダ自体はリボンズの手にあるわけで。留美は脳量子波を使えないとイノベーターの目を欺けないって言っていますが。まーさかネーナがまた留美を欺いているとかそんな感じになるのかね? しかし紅龍不憫……。
 カタロンの犠牲者に、エミリオのそっくりさんがいたことでショックを受け、卒倒するスメラギさん。おお、AEU所属だったのね。
 カティさんとスメラギさん(クジョウ)はそれぞれ誤情報をもとに戦術予報を立てた。が、誤情報の発信源(どこと戦う予定だったんだろ。太陽光紛争時代でしたっけこれ)の思うつぼになって、遊軍同士の戦闘に。その戦闘でスメラギを信じる、尊敬すると言ってくれたエミリオが死亡(髪型が…なんか…)。
 カティさんがビリーやスメラギさんと同級生って情報あったけど、このへんで繋がるとはねえ。ガンダムの戦い方がクジョウのやり方に似ていると気づくカティさんでしたが、スメラギさんが倒れて戦術予報が不可能になったCBの動きを見て、「やっぱり違う」と思い直すことに。……って、四年前に思っておけよ!
 しかしアーバ・リントはすっかり憎まれキャラですね。セルゲイの顔ひっぱたくとかもうやりたい放題w つうかこの人はアルビノなのですかね。単なる白髪のみならずあの目の色とか。00ってもっと実際の人種に基づいた配色している方針じゃなかったっけ(フェルトのピンクは染色)。あ、ティエリアの黒髪が演出で紫っぽくしてあるし、結局はそういうことになるのかね。
 カタロン虐殺現場がグロすぎるので、「ミレイナは見ちゃダメ」と言うフェルトが実にお姉さんしています。
 スメラギさん不在に対してラッセさんが艦長代理っぽくなったり(操舵担当してたのね…)。砲撃に手が回せなくて「リヒティがいてくれたら…」と言ったり、一期ではなかった仲間同士の結束があちこち見られて嬉しいなあ。最初のころ、マイスターたちって険悪ではないけど冷えた仲の悪さがあったというか。
 自室で落ち込むソーマ。そんな彼女のもとに、わざわざ頂武時代の暗号通信でセルゲイからの連絡が入る。その内容は、今回の虐殺の原因は、自分が流した情報によるものだという告白。「大佐も辛いはずなのに……」とその心配りに感謝しながら養子縁組の話を回想するソーマ。だが彼女は、あらためて自分は兵器、戦うための存在、超兵であるとその意識を新たにしてしまう。
 アロウズの宇宙組が地上組に合流。そこで顔を合わせるルイス(准尉)とソーマ(中尉)。いきなり「私の脳量子波が言っている」とかどっからどう見ても正しく電波で発言するソーマですが、超兵とか脳量子波ってそんなに広く知られているものなんですかね。しかし、ソーマがルイスに向けた「心で泣いている」「無理をしている」は、そのまま彼女自身にも当てはまるというのが、なんとも……。
アンドレイ「乙女だ」
 やっぱり小熊だなこいつ。これがOPのあれに繋がるわけだ。母親の面影でも見出したのかと思えば、ルイスにホの字!? 沙慈……また手強い? ライバルが……。
 作戦会議、のっけからダブルオーガンダムは俺の物発言をして去っていくブシドー。噂の……って、やっぱ噂になっていますかそうですか。そうだよね。つか、一期から更にエキセントリックに磨きがかかっちゃってまあ。あと、「免許」はジニンみたく「ライセンス」って言ったほうが通りいいですね。
 カタロンお引っ越しのために光学迷彩(さらっと前回から使用)を解除するトレミー2。まさか二期でもアレルヤの「アイハブコントロール」が聞けようとは! ティエリアの「行きます」やミレイナの「ユーハブコントロール」もちょっち意外でしたが。ライルの狙い撃つ! はちょっとリキ入れすぎかな?
 しかし二期はほんと、毎回戦いますね。「本気モード」のライル、水上を背面水平移動しつつ射撃とかスゲー。ルイスの「パパ、ママ……」は切ない(そーいやルイスパパって姿が一度もでないな。ドラマCDでちょいと言及されたけど、娘煩悩っぽそう)。
 戦闘が始まり、人手が足りないトレミー
 イアンのおやっさんが砲撃を担当することとなり、「そういや強襲用コンテナで勝ち星あげてたなあ」と安心していたら、ここでまさかの沙慈参戦。落ち込みから復帰するべく、何かしなくちゃ何かしなくちゃと言い続けていて、「いや、お前が今これ以上動くと余計悪くなりそうだからやめとけ」と思っていたのですが、沙慈・クロスロード、引き金をその手に握る──!
 しかも、その時トレミーに迫っているアヘッドに乗っているのはルイス!
 沙慈の中で、これまで口にしてきた自分自身の言葉がこだまします。人を殺せば君たちと同じになる……。撃てと横でおやっさんがやかましく言っていますが、じゃあはよ横から奪い取れ(笑。結局ヒキのまま次回へ続き、CパートはMS戦でしたが、次回は結局おやっさんが撃つのかしらね。つーか沙慈が引き金をひくとしたら、まだ先かな? 結局最後まで引かないのかもしれないけど。「来るなああ!」が11話のアレルヤみたいだ。
 Cパート。ブシドーに苦戦する刹那ですが……相変わらずだなマスクドハムは。ハムは見分けられなくても、ひろしは一瞬で見分けるせっさん。一方のアレルヤは、懸命にマリーマリー言うてます。予告にてついに肉弾戦(vsマリー)が! ……でもね。マリー! の台詞と共にソーマのアヘッドに手を伸ばしたアレルヤ(アリオス)ですが、その直後のCMで、プラモを取る人の手の動きになって思わず笑いました。なに、狙ってるの? 狙ってるのコンチクショウ!
 次回はソーマとアレルヤの対決と和解(?)。ナレの「あなたの娘になりたかった」が、セルゲイ死亡フラグっぽくて不吉(前回からフラグ立っているしな)。しかし子アレルヤいっぱいだなー。どんどん出てこい超人機関時代。ん? 脱走劇回想はまだ先かな?