スーパーダッシュをあなどるな

 原稿の印刷を終えました。
 本当なら今日はそのまま投函する予定だったのですが、評価シート送付用の切手がないことに気づき後回しに。
 応募規定を舐めるように読んだが、原稿の閉じ方が載ってないんですねースパダ。まあ何も書いてないなら、遠慮無く紐綴じにしましたが。ダブルクリップのほうが手間かからなくていいんだけど、なんか嵩張るんだよね。
 今回は評価シートをもらうのが主な目的で、リサイクル作品なのであまり期待はかけていないという酷い態度のぬえやです。
 が、スーパーダッシュその物は実によい賞ですね。全ての作品を必ず二度(二人)読む制度、最高七〇〇枚という規定枚数の高上限、評価シートの存在(なんと一次落ちにも送付)、そして一次選考通過率の高さ!
 むかし読んだ新人賞の知識では、「一次選考なんて、応募規定を守っていて、小説にさえなっていれば軽々と通ります」とあったものですが、今ではそんなものは嘘っぱちだと思っております。
 一流の作品さえ、賞の傾向に合わなければ落とされる(カテゴリーエラーとはまた別に)。
 なんでもブギーポップは、ファンタジアあたりの一次で落ちた後、電撃に送ったら受賞したんだとか。まあ改稿もしたのでしょうが、これにはびっくり。存外、リサイクル投稿も無駄ではないのかな(新作と並行して投稿するの前提)。ま、過去作の手直しだけやっている人なんて、どのみち先はないんだしね。
 さて、一次選考は落ちて当然、通って異常。ここを頭に入れる必要があります。
 まあ異常だから売り物になるんだろうしなあ……(市場に出回っている作品には「ん?」って出来なものもありますが、そこはそれ。志望者は謙虚に生きましょう)。とにかく書く書く送る、結果なんて最終選考だけチェックする気概で。
(まあ俺はいちいちチェックするけどよ)。
 ちなみに一次選考を通過するのは、一般に応募総数の10%と言われています。電撃は応募総数が多いからか5,6%くらい、スニーカーも厳しく5%ほどです。が、第四回時の数値を見ると、スーパーダッシュは20%強という脅威の通過率を見せています! 現在は第八回ですから、それより減っている可能性もありますけどね(実際、第七回は第四回より100〜200本くらい応募数が増えている。まあそれでも20%強ってのは同じか)。
 うーん、スバラシイ。来年はちゃんと新作をひっさげて挑戦したいものです。