来襲者と来訪者

 完全室内飼いの我が家の猫たちですが、近所に住まう野良猫外猫とも、窓越しにコンタクトする機会がままあります。
 メスのさくらはそういう時、ただ逃げるだけなのですが、オスのココは立ち向かう。唸る。吼える。やがて網戸に向かって飛びかかり、哀れ網は猫族のどう猛な爪の前に、その儚い命の縦横を散らしていくのみなのであります。
 そんな攻防をすること数日。昨夜はとうとう、野良猫の体当たり? で、網戸自体が窓枠から外れてしまいました。
 できあがった隙間から即刻猫が侵入!
 ココと同じ白黒柄の猫だったので(そして凄い早さで私の横を走り抜けたので)、すぐ反応できなかったのですが、背後から弟の「猫入った、猫」の言葉に我に返ります。手に物差しをひっつかんでこら! と怒りつつ突貫。
 私が階段に向かった時、侵入猫はココに追い立てられて、壁に爪を立てつつ駆け下りる所でした。追いかけたらとっとと外へ出てくれたのですが、いやはや、階段ですれ違った際、手を二カ所ひっ掻かれてしまいました。あうち。
 で、まー。そいつが出て行ったのはいいけど。階段にしっし残して行きやがった……。壁、思いっきり爪で傷いっているし。新居がああ。とりあえず、直せるところは糊つけておこ……(ぺたぺた)。


 そんな騒ぎから一夜明けて。
 大阪から、遥彼方さんが遊びにきてくだはりましたー! 『回廊』のメンバーで、幻想的な絵と小説の書き手であり、現在はメールマガジン『雲上』の編集長でもあります。腕に覚えのある方は、『雲上』に短編小説を書いて原稿募集に応募するがいいよ!
 遥さんの発言に、あらためて大阪とか暑いんだなーと思う。今年の夏は琵琶湖湖畔でも結構あつかったけど、京都とかマジ40度とかいかなかっただろうな。恐ろしい……いや、なったらさすがにニュースに出るかな?
 ともかく。我が家に遠方から遊びにきたお客様には、手料理でもてなすのですよ。
■メニュー:栗ご飯・筑前煮(前夜作っておいた)・味噌汁(具は大根、人参、さつまいも、豆腐)
 +デザート:白玉団子とリンゴ・ナシのコンポート添え&サンテレサの卵菓子
 おやつの選択内容(というか、取り合わせ)が微妙に間違えた気もしないでもない。
 ちーと栗ご飯が薄味っぽかったが、おおむね好評だったのでよしとする。
 遥さんがうちを来訪したそもそものきっかけは、ジャイアントロボにあったので、DVDを鑑賞することに。ただまあ、さすがに全話観るには時間が足らず、DVD1巻(EP1〜2)とDVD2巻(EP5〜6)+外伝二話(素足の銀鈴)のみ視聴。ふふふふ、こうしてGRは布教されていくのだ。
 しかし、一〇年以上前にもなる作品なのに、今の粗製濫造アニメとは比べものにならないクオリティだなあ、やはり。音楽がフルオーケストラってのもそうだし、金も愛情もかけた入魂の一作。……落ちは、まあ、壮大にアレだったけど。うん。映像表現としては間違いなく名作。しかし改めて見ると、呉先生の性別が時々不安定に感じられてワロス
 あとは以前から言ってたミスミソウ(押切連介)を実際に見てもらったり。やっぱ俺の感想だけじゃ、伝わらないものがあるよなあ。一巻がまだ手元になくて残念、てか凄い作品なのに、ぶんか社刊だから、マイナーなんだよなあ。本屋にあまり出ない。


 さて、そろそろ原稿を印刷するか……。
 って、あれ、印刷機のコードどこいった?