第22話『トランザム』


 電撃ホビー掲載の『ガンダム00P』で、15年前(28歳)時のイケメンな姿が出たことで、人気上昇中のドクター・モレノ(画像右)登場。すぐ死ぬあたりが、半分以上外伝のキャラって感じですね。──15年の間に何があって、こげな変化になったんだろう。イアンさん(画像左)そんなに変わってないのにな。時の流れは残酷だという言葉を全身で体現しています。
 シャルも変わり様は激しかったけど、あれはあれでアリな変化なのに……。
ロックオン「俺が寝てると、気にするヤツがいる。 強がっていても、あいつは脆いからな」
 ……ティエリアの性別って男で確定してましたっけ。
 自分たちで疑似太陽炉搭載型MSを開発したような口ぶりで、CB掃討作戦『フォーリンエンジェルス』が決行されることとなりました。ハムはフラッグ改造のためにオヤスミ中。その間に、ガンダムにはどこよりも積極的な人革連が打って出ます。
ティエリア「ぼくは、マイスターに相応しくない」
 だってヴェーダにリンクできなくなったから。って、そっちのほうが普通なんじゃ……。敵にも味方にも「ガンダムマイスターに相応しくない!」と言い続けていたティエリアが、自分自身にも言うはめになろうとは。皮肉ですがこれも成長ですね。
ロックオン「いつものように不遜でいろよ」
 ああ、やっぱ不遜だと思うのね(そりゃまあ)。
フェルト「優しいんだ、誰にでも」
 ロックオンがめっきり気になるフェルト。彼を追ってティエリアとの会話を聞いちゃったりしましたが、乙女心は複雑っすね。だって放って置いたら置いたで、「冷たいんだ……」とか言われちゃいそうだし。
ネーナ「あたしもスイーツ食べたーい!」
 駄目だこの子(笑)。
 トリニティのGN粒子、残り30%……って、おいおい3割ってやべーな。
 そんな状態で人革ジンクス襲撃。そんな状態でも出し惜しみしないミハエル(アホだろ)。中佐の指示を受けて、ジンクス部隊は華麗に散会・密集を繰り返し、訓練が行き届いている様を伺わせます。さすが人革、集団行動は得意だぜ。……しかしジンクス(つうかMS?)って、三半規管が常人のままでも乗りこなせるものですかね。車酔いとかする人は、発進時のGだけで気絶するそうですが。今回のジンクスは天地を無視した無茶苦茶な機動をしていますし。
沙慈「やられちゃえよ……ガンダム
 暗黒沙慈現る(でも、ここだけだったね)。一般人からもCBが完全に支持を失っているっつーことですなあ。
ソーマ「そんな稚拙な攻撃が当たる物か!」
 機体性能が同じなら、そうだろうなあ。いっそ痛快ですね。
ロックオン「ソレスタル・ビーイングに、沈黙は許されない。そうだろ、刹那」
 トリニティがガンダムであることにいまだ葛藤する刹那、刹那をあおるロックオンと、しごく正論を吐くのにまったく省みられないアレルヤ(涙)。ラッセ武装のない艦で砲撃手というイジメのよーな役職につき、長らく予備パイロットに甘んじていました。やっと自分も乗れる機体が出て、嬉しくて堪らないようです。ロックオンの代わりに、刹那に付いて地上へ降りていきました。
 何とか大西洋上の孤島に逃げてきたトリニティ。そこへ援軍としてアリー・アル・サーシェスがやってきますが……。
アリー「ア、ラグナ・ハーヴェイのことか。あぁ〜やっこさん死んだよ。──俺が殺した」
 ミハエル死亡。早っ。てかパイロットスーツって防弾してないのね。
 外道三人組のトリニティですが、兄妹の絆は強い。そこだけは好きでした。そしてサーシェスがミハエルの機体を乗っ取るという脅威の展開に。ここは結構好きだ。
 ヨハンもご臨終。さーぁ次はネーナの番だと思いきや、女の番が回ってくると邪魔が入るわけでしてぇ。……刹那からすると、通信入るまで中がアリーとは気づかなかったわけですが、なんで兄妹で戦っているか知らんがやられそうな方に味方したんかいな?
 月。趣味の悪い黄金拳銃で、コールドスリープしていたイオリアにトドメを刺すアレハンドロ。黄金拳銃と聞くと、ゲーリング元帥とアツィム将軍を思い出します。
イオリア『世界は。人類は。変わらなければならないのだから』
 夜明けに重なる大塚ボイス。そしてトランザム(赤くて三倍になる感じの純正太陽炉特権)発動。これによりひろしフルボッコとあいなるのですが、残念ながらトドメを刺すにはいたりませんでした。くっ、この時殺っておければ……!