第21話『滅びの道』

 沙慈の不幸はまだ続きます、今回は絹江ねえさんと涙の再会。
 宇宙に出たアレハンドロとリボンズヴェーダの本体のもとを訪れます。疑似太陽炉を世界に流した(ラグナ経由)裏切り者めー。
 国連軍結成につき、ダリルとコーラという意外な二人が接近遭遇。ダリルの発言で、やっこさんが「一番最初に介入されてぼこぼこにされたパイロット」となっているのがよく分かります。グラハムをバカにして襟首捕まれるコーラ、お前は本当に軍人か。カティ大佐が止めてくれましたが、呼び方が少尉からパトリックに変わっていますね。まあコーラがキスがどうのと言っているから、本当にまだお食事しかしてないんでしょうけど。
 ヴェーダ対策に新プログラムを組むオペレーター陣。……苦労はしていたみたいだけど、ヴェーダに代わるバックアップなんて数日そこらでできるものなんかいな。まあ、相手は朝飯前に軍のネットワークを掌握する天才クリスですが。
 スメラギさんが過去に犯した失敗について言及しつつ、ティエリアに人間たるものを教える兄貴。世話好きというか何というか、まあだからこそ兄貴ですな。でもアレルヤがハブラレルヤどころか、何かお邪魔虫みたくなって切ない……。
 マリナを夢に見る刹那。接触は短いのにそんなに印象強いのかお前。まあ、自ら射殺した「母」の面影を重ねているらしいですし(あのシーン、テレビだと暗くて分からなかったが、下にお父さんが転がっているんですな)。
マリナ「もう、戦わなくていいのよ」
 別に彼女が悪いわけじゃないんだが、刹那の幻に出てくるマリナは、死へと誘う悪魔のようでもありました。あわわ。
刹那「戦いをやめたがっているのか、俺は……?」
 前回ロックオンと熱い会話を交わしておいて何を言うか。しっかりしろい。
 いよいよトレミーにも、ジンクス連合軍が襲撃なのです。
 ヴァーチェのバリアをも攻撃は通り、キュリオスよりも早く、デュナメスの狙撃を避ける。次々とその性能を見せつけるジンクス。
コーラ「出番だぜ野郎ども! やっちまいなー!」
 お前はチンピラか。
 戦いの最中、ヴェーダからのバックアップが消え、停止するガンダムたち。わーい大ピンチだー。
アレルヤ「ぼくらは、裁きを受けようとしている……」
 このシーンのアレルヤ、DVDでは修正されて、薄笑いの表情に変わっています。病んでいる感が超アップ。なんか世界を呪って死んでいきそうってやつですか、このまま散ったら宇宙に怨念残りそうな感じ。
 ヴェーダの子、ティエリアも大ショック。
 刹那の気合いの雄叫び(ガンダァァァ──ッム!)と同じタイミングでシステムが復旧。でもティエリアは存在自体がヴェーダのプラグみたいなもんなので(と私は思っているのだがちょっと違うかも)、システムエラーで復旧ならず。常時通信型なのね。
 しかし復活したとはいえ戦況はあまり変わっておらず。そんな不利な状況の中、ロックオンは身を挺してティエリアを庇います。あんたもう、どこまで世話焼きなのよう。アレルヤはロックオンがやられて(悲鳴が怖い)、やっとティエリアの様子がおかしいことに気がつきました。
 ラッセが以前受け取りに行っていたGNアームズに登場して参戦。どうにかジンクスが撤退してくれましたが、ロックオン負傷の報にトレミーに戦慄が走るのでした。とりあえずこの戦果に国連軍側は満足のようです。
ガンダムの時代は終わった。これで、世界は変わる」
 〆は人革連首脳のおいちゃんだったり。