ひっこしおおづめ

 も、もうふた息あお息……ぜぃぜぃ。
 引っ越しの嬉しいところに、失物発見というのがあります。例えば紛失した『梵字必携』とか、自分で整理しておいて忘れていた『少女には向かない職業』が無事出てきたり。
 で、おっかさんが、私が描いた夏休みの絵日記(おそらく小学校一年生)を見つけてきました。
 うーん凄い、色鉛筆やクレヨンで描いた絵がもの凄い抽象的。ひらがなででっかい字を書いて、眼を覆いたく文章力。まあ年齢一桁ではしかたあんめえ。問題はそれをわざわざ朗読して聞かせるママンですが。赤ペンで入った先生の冷静なコメントが、今の時代には悲しい。なんか絵日記に「エクスカイザー変身セットを買ってもらいました」とかあって、もの凄い懐かしい気持ちに。なんつう大昔の遺物だ……。


■回廊文庫創刊と雲上新企画のお知らせ

 2008年11月9日(日)文学フリマにて、回廊文庫を創刊します。
 創刊第一弾のタイトルは『幻視コレクション〜新しい現実の誕生〜』。その名の通り「新しい現実の誕生」をテーマにした掌編アンソロジィであり、40作の掌編小説を掲載予定です。これは昨年の文学フリマにて頒布した『7文字でつながる連作超短編を書こう!』の参加人数に倍する数字であり、雲上回廊が今までに頒布した同人誌の中では、最高レベルのものになるのは間違いありません。
 さて、肝心の掲載作に関してですが。文芸スタジオ回廊が月に3回発行しておりますメールマガジン『雲上』で来月よりスタート予定の新企画「雲上の庭園」に投稿された掌編小説の中から選ばせて頂こうと考えています。

 詳細・募集要項はリンク先にてだうぞ。