第6話『セブンソード』

 なんかアップロードの仕様が変わって画像サイズが変わってしまった。

 なんでセブンソーズとかセヴンじゃないのかとちょっと思った第6話。
 コーラさん、少し見ない間にワイルドになって……ってもちろん、アリー・アル・サーシェスの登場です。アルって定冠詞だから、ミドルネーム(父親の名前)はアル・サーシェスですよね。呼びにくそう。まあ中東人かどうか怪しいおっさんですけどさ。
 AEU首脳陣会議。こういった政治家面々って、後半すっかり消えちゃったなあ……。そしてここにも石塚さんボイス出演。それにしても、きっちり自国の有利不利、世論の影響やら利益やらもろもろ考えて、しっかりタヌキだらけやのう。雰囲気出てます。
 独房に入ってアレルヤ一週間。ラッセの「なにがだ?」が冷たくてならんのう。
アレルヤ「キュリオスから降ろす気かい?」
ティエリア「そうだ」

 できるならそうしたかったようですが、ティエって人事任されているのか? CB。
 しかし命令違反で独房入りは仕方ないにしても、アレルヤってついてませんね。刹那も営倉入りになるだけのことは充分やらかしているのに、ロックオンに殴られたものの、無差別テロのあおりでウヤムヤになって、みんな忘れてますし(笑)。まあ、それは次の話のことなんですけれど。
「また貴方の力が必要なの……」またって。またって言い方がなんか、うまく操縦している感じですぜスメラギさん。「また」→「今まで役に立ってた」→「これからもがんばります!」って、ねえ、人間心理として。鵺屋台はアレルヤとスメラギのCPを応援します。


 超人機関の分室にて、前回の暴走原因を調べられるソーマ少尉。ソーマ自身には異常はないが、異常な脳量子波を喰らったのが原因っぽいとのこと。対抗処置として脳量子波遮断スーツを作ることに。CBに分けてくださいって感じですが、中佐は怒りを隠しません。
セルゲイ「そこまでして少尉を戦場に出すのか」
 だってCBなんて組織が出てきたから仕方ないじゃん、とさっぱり悪びれない研究員。自分たちの研究成果を信じているんだろうけど……。
 ああ、そういえばアレルヤの回想(おもに11話)で、いつも研究員がデータ打ち込んでいた端末とゴーグルって、ソーマ調べているシーンで詳細が映ってましたね。ソーマのシルエットとかアイコンが諸々。そして300年後も存在するタッチペン。


 あいかわらず成果の出ないマリナ姫の諸国漫遊。無力っすね……。何か交渉相手にも不憫に思われていますよ。無いよりマシって感じで食糧支援だけは取り付けましたが、シーリンからはお小言をもらいます。
沙慈「まさかソレスタルビーイングに助けられるなんて思わなかったよ」
刹那「俺もだ」

 あっさり正体に触れるな、こら。
フェルト「PMCとは、傭兵の派遣、兵士の育成、兵器輸送及び兵器開発、軍隊維持。それらをビジネスで請け負う、民間軍事会社
 CBの紛争根絶という目的は、彼らにとっちゃまさに不倶戴天の敵。「市場縮小で自滅してくれればよかったんだけど」ってスメラギさんは言いますが、自滅する前に手を打ってくるに決まってるやーん。この人の戦況予報ってアテにならんというか、みんな(特にアレルヤ)が言葉で持ち上げて「スメラギさんは凄いんだ!」とアピールしないと有能だと見せれない感じ。一方的に敵をボコる戦闘ではちゃんと予報をあててますけどね。重要な局面じゃ役に立ったためしがないような。
 一方のユニオンでは、ビリーがグラハムをたきつけております。「ほらほらガンダム取られちゃうよ〜」って。
 ですが今回のグラハムはあっさり引きます。まあ彼だって変人だけど常識もあるから、そんな日もあるでしょう。
 しかし「例え自国が戦場になったとしても、モラリアは縮小した経済を立て直すために、戦争は致し方ないものとして捉えている」むう、現実でもやっぱこういう国はあるんですかね。てかモラリアって語源はモラル(士気)だよな。二種類の意味どっちにも取れて、なんか皮肉。

 イナクトの暴走運転で登場するコーラサワー。早速反感買ってますよ。この調子で、軍内でも見下されるようになったんだろうなあ。まあ、技術自体には信頼があるようですけど。確か1話のお偉いさんもそんあことを言っていたし。
コーラ「早く来いよガンダム、ギッタギタにしてやっからよお!」
 そういう台詞を言う奴はギッタギタにされるフラグだよ! なんて古典的なフラグ立て! さすが自信過剰。
 一方の王留美は、今回のミッションの凄さを解説してくれてます。
 ガンダム4機vsモラリア+AEU合同軍130機↑。ガンパレ阿蘇特別戦区でもありえない戦力比ですが、「誰でも絢爛舞踏」なガンダムならば可能! そして、それだけの規模だからこそ、注目の一戦であります。これはCBのアピールチャンスですね。
クリス「スメラギさん! 明日まで自由行動でいいですよね?」
 ……という大事な時に何をやっておるのだこの娘は。後の鹵獲作戦でもそうでしたが、この娘はとことん「戦争してる」覚悟とか緊張感に欠けているのがどうにもこうにも。普通の女子大生的というか、こういう組織にいるべき人間ではない気がします。悪い人じゃねーんだろうがよ。まあ、普通の優しい人。一応、非凡な能力とか見せつけてはくれますが、態度の指導をするでもなく、大雑把に接するスメラギさんもどうかと。
 一方、マイスターたちはパイロットスーツ姿できっちり待機しています。仕事してますね。
 で、新登場の追加武装ですが。エクシアの七本剣はともかくとして、狙撃型に追加装甲ってなんだ。それはむしろヴァーチェあたりでは(ただでさバリアーありますけどね)。デュナメスは狙撃型というより、ただの射撃ガンダムに見えます。


 さて、スメラギさんはバーでグラス片手にニュースを見てたりしました。そんなスメラギさんに誘われて、やってきましたよ、ビリー。「君ならどう見る?」って、ここでも言ってたのか……(1話のハムに言ったのしか覚えてなかった)。大学院時代以来の再会を果たす二人。
 自分の属する部隊やら、エイフマン教授がGN粒子について何か掴んでいることまで、さくさく喋っていくビリー。「まあ、色々とね」と何か訊かれてもはぐらかすスメラギさんと好対照ですな。というか、後に教授って「あなたは知りすぎた」のメッセージとともにデスプレゼンツ喰らいましたが、ビリーがスメラギさんとの繋がりに気づいたりしませんかそうですか。いや、あれはトリニティが勝手にやったことですけど。
 ところで、大学院時代以来の呼び出しで、結局何のために呼んだんでしょうね。
 一方、買い物から戻ったクリス。ここで彼女がこれもいいあれもいいと出している服は、どれも無地のシンプルなTシャツで、00が服装に手抜きなことがよく分かります。とりあえずマッチョはなぜ皆ピチTなんかと問い詰めたい。問い質したい。
 まあそんなキャラを掘り下げた感じの展開が過ぎ去って、戦闘パートの前フリ。
 PMCにて、AEUの新型(PMC独自チューン済み)がアリーに渡されました。
 よって、スメラギさん一行も作戦モードへ移行。王留美宅で設置したベース基地からマイスターたちに指令を出します。リアルタイムの配備状況までハッキングで筒抜けって……どこをどうしたらそんなことが可能になるもんなんでしょうか。ううむ。
 さてさて、戦争開始前ということで、世界各地でこの状況を見守る主要人物たち。
グラハム「クジョウ……もしや、あの事件の戦況予報士か」
 スメラギさんの過去に触れられるのって、あとは兄貴の台詞ぐらいでしたが、2期で書いてくれるのでしょうか。引っ張るのもいいけど、1期でもうちょっと明らかにしておいてくれないと困るんだわ。過去に何かあったことは匂わせても、それが詳しく描写されないまま、彼女の弱さダメさだけ出ていますから。
グラハム「ソレスタル・ビーイング……本気と見た」
 例によってグラハム語。彼の出番はこれでほぼ終了ですが、印象の強さはやはり貴公子。
モブのみなさん「戦争してんの?」「みたいよ」
 経済特区日本は今日も平和です。この対岸の火事っぷりがいかにもだな。その中で、しっかり関心を向けている沙慈が、むしろ浮いて見えるます。


 戦闘が始まりました。一番手はキュリオス。レーザーライフル連射→ミサイルのコンボで敵を全滅。なんという絢爛舞踏……ガンダムの性能も込みとはいえ、士翼号だってこうはいかねえ。ミサイルとリテゴルロケットがあればちょうどかな。
 二番手デュナメスは、追加装甲を得たのをいいことに、弾丸の雨の中で立ち尽くして敵を狙い撃ちます。増加装甲つけて足止めて戦っていたら、ガンパレならすぐに沈むと言うのに……! だいたい、頭部は装甲が覆ってないよ!? 当たってないよそこだけ!(大人の事情を察しましょう) 射撃精度は確かに物凄いのですが、敵のド真ん中で二挺拳銃とかやらかしますよこの狙撃型。射撃型なら納得がいったのに……。
 三番手ヴァーチェ。なんかここまでの二人もかなり一方的に敵を倒していましたが、この機体はそこらへんの酷さが、より強調されますね。何でも感でも極太バズーカビームで一掃。もちろんあの機体も一掃。 
コーラ「なんじゃそりゃあああああっ!!!」
 まあ、ビームを避けただけ凄いよね。
 順調に敵を片していくマイスターたちですが、そんな中でエクシア/刹那だけ強い敵にあたっちゃいます。もちろんアリー。
アリー「こちとらボーナスがかかってんだ!」
 そうだね、二児の父だもんね。みさえに何か買ってあげたいよね、ひろし。
アリー「いただくぜぇ……。ガンダム!」
 戦うお父さんがかっこよく(悪役っぽく)キメたところで、次回へ続きます。