小説の作り方に正解なんてなかろうなのだァ──ッ

 最近ゲシュタルト崩壊を起こして、「アレルヤ」「ハレルヤ」が聖書用語ではなく人名としか認識出来なくなりつつあります、イサイです。
『回廊』の関連組織である波紋塾にて、再び波紋杯が開催される事になりましたんで、そちらの執筆をしてます。新人賞の原稿は現在校正と整形の段階に。
 以下、これまでの日記でも繰り返したような気がする話題。
 少し前に『冲方式ストーリー塾』を読み終えて、結構自分が見切り発車で小説を書いている事を自覚しました。プロット作るのが嫌いな作家さんが多いって本書の発言にありますので、プロがみなここまで用意周到に書いているわけではないのでしょうが。ある映画監督は「その主人公についてノート一冊分書き込んでからやっと映画が作れる」みたいな事を言いましたし。実際、事前の計画がいい加減だと話が破綻するのは尤もな話です。
 昔からいろんな小説の書き方マニュアル本を読んできましたが、どれも結構肌に合わなくて、わりとアバウトな書き方をしております。シーンごとにカード作って並び替えて構成考えるとかね、頭の中といくつかのメモだけで充分だし。
 基本的に話はキャラと設定と大筋を決めると、あとは書きながら考える感じで作っています。書いてみないと分からない部分が多いですわなあ、話の細かい部分も、自分のキャラがどんな奴なのかも。ただ、冲方式でのメモ取りを見て、書き出す前にそれを理解する手を発見できた気がします。メモ取り自体は私もするんですが、書き留める際に意識しているものが違ってきたと言うか。
 マニュアル本には小説・物語を作るうえでの「計算」が色々載っていますが、やっぱ読んだだけじゃ(頭では分かっても)ちゃんと理解出来ないんですよね。やってみないと身につかないけど、やってみても何か合わなくて放り出して、自己流で書けるようになってから「計算」が身についてきた。私の小説は何度も同じ弱点を指摘されたけど、それが去年になってやっと一つ克服できたみたいに。分かってても出来ないって事は多い。でもまあ、ずっと分からないままじゃないだけいいよな。
 あーしかし、巨大ロボ物で小説書きたい。ベテランがやる場合とか、漫画やゲームやアニメの二次ノベライズとかでやる場合にはいいけれど、新人賞投稿には不利って言われるんですよね。確かに文章で、巨大人型兵器の重量感・威圧感を出すのは難しいでしょうし。毎年、新人賞には何割か送られるらしいから、それなりに競争率も高そう。んー、だが、しかし。なー。ああ、でも、好きなら書いちゃえばいいよなー。がきがき。