脊髄反射感想『機動戦士ガンダムOO 最終話』感想
今回は色々詰まってて驚きの連続でした……。意外と人が生き残りましたけど、うはあああ。つまらないんじゃないかと覚悟していたけど、期待を遥かに上回る面白くさで大興奮。
鏡写しで会話する二重人格ども。ああ、アレルヤ……やっと空気から脱出できて……死亡フラグ?
世界が変わるまでは死ねない! と覚悟を決めるアレルヤを、やっとハレルヤが認めました。
アレハレは人格統合したら前髪切ると思ってましたが、ヘルメット取って何するかと思ったら、髪をかきあげて両目露出。お、オールバックアレハレ!? これは意外。でもヘルメットかぶれよ……だから兄貴に引き続き片目イっちゃったじゃないですか。ハレルヤは金目と一緒に消えてしまうのか?
アレ&ハレvsセルゲイ+ソーマの正しく二対二。人格は分裂したままですが、二人でコンビプレーしています。しかもハレルヤがソーマに超兵のなんたるかをお説教。思考と反射の融合……うーんよく分からん。とりあえずハレルヤは脳量子のプロっぽい。確実に彼のほうが、アレルヤより自分達の体の仕組み分かってるでしょ(アレが思考でハレが反射? 反射で結構エグイことしてたんだな。ミン中尉とか)。
ソーマを貫かんとするキュリオス! それをかばうセルゲイ機! 「中佐がいないと、私は一人になってしまう」と初めて少女らしい感情を吐露するソーマ。アレハレに超兵というプライドを砕かれたから、ソーマという人間として言えたのかもしんない。で、彼女の顔を初めて見たアレルヤですが。「マリー」って……知り合い!? この後に及んでそんなネタが! 電波兄妹バレって話があるが……なに、妹なの。髪の色違うけど。
マリィって誰や……。で、ハレルヤは既に知っていた(ハレのほうが脳量子うまく扱えているせいですかね。でもソーマは気がつかなかったんか)。知っていたら殺せないって、元仲間とかそゆ存在なんだろうなあ。ソーマは生き残ったし、この辺消化するために、アレルヤも二期に出てきて欲しいのですが。
「先に逝くぜ」
そう言って目(潰れてますが)を閉じるハレルヤ。アレルヤ死亡フラグに聞こえますが……い、生きるよね、統合されてオールバックで二期に出るんだよね?
全身金ぴかという恐ろしくダサイ機体でいきがるアレハンドロvs刹那+ラッセ戦。ああ、ラッセ……また一人。
回想のロックオン、実は刹那が対ガンダム戦の切り札だったという話。え、ちょ、スローネのあたりで言っててもいいんじゃ。
「俺達が、ガンダムだ!」
ううむ、さすが最終回。「俺が」じゃなくなっている。なんか兄貴の真似して「狙い撃つ!」とかも言いますしね。
ただ、ハンドロ第二形態(やっぱりダサイ)といい、ハンドロの小物ぶり(世界征服宣言であーた)や、それに対する刹那の短絡脊髄反射ぶり(ハンドロを諸悪の根源認定)には萎えます。相変わらず長短多い作品よのう。
リボンズ「アレハンドロ・コーナー、あなたはいい道化でしたよ」
ああ、やっぱりwww しかも小物ってダメだしまで。
アレハンドロ撃墜、そして擬似太陽炉搭載のフラッグでグラハム登場。「運命の赤い糸」──相変わらずだっ(笑)。あ、ダリル訃報聞いたんですね……え、愛?! 憎しみ? ああ、なんか妙な説教まで始めたよこの人。ええい、名言メーカーめ! 「世界なんてどうでもいい」ってのはどうだっ。
そして両者相打ち。
ティエ、終盤になってやっとこ登場。死に掛けてますが……。太陽炉をプトレマイオスに確保しようとするティエ。「これであなたのもとへ逝ける。ロックオン……」おい、しっかりしろ眼鏡。この人はヴェーダとかロックオンとか、何か依存するものがないとやっていけないのか。
マリナへ宛てた刹那の手紙が流れ、シメに入ります。
「ガンダムと共に……」
シーリンはマリナの元を去るの? なんかネーナ独房が入りに見える。
そして月日が流れ、2312年……。沙慈君は宇宙で就職し、ルイスを待ちます。そして彼は見ました、『連邦』のものではない、ガンダムのGN粒子を。
地球では国際連邦が成立し、各国の軍隊が解体。地球平和維持軍の成立……。おお、カティさんとセルゲイさんが並んでら。
で、何だかリボンズがいっぱいいます。お前、やっぱりそゆ存在なのね。じゃあネーナやティエもいっぱいいるのか。「三人目」とか抜かして。
アリーっぽい酒飲みと、ロックオンっぽい誰か。髪型の変わったティエと、ルイス。俺は見逃したけれど、グラハムやコーラもいたようですね。てな具合にその後の人々っぽいカットが出てくるんですが……アレルヤと刹那は!? 死亡確定!? ソーマ生きているし最後に撒いた伏線回収してくれ!
最後。イオンの元へ来てOガンダムを見せてもらうマリナ。そしてまだ「OOガンダム」が存在する事を告げられます。
そしてエンディングなしのまま終了。ううむ……。スメラギさんかいるけど空気だったなー。
ダメだ、二期が待ち遠しい!
追記。グラハム仮面キャラなんですね。あと、最後に出たイメチェンティエはリジェネという新キャラの模様。声がパクロミさんって事は女性か。で、新生ソレスタル・ビーイングは留美掌握? イアン普通に部下になってるな。
しかしよく考えたら、ハムは最後で格を落としたような気が。せっかく変人(変態)だけどカッコイイ素敵な好敵手キャラだったのに、アリーやハンドロと同じポジにきちゃったじゃん! どうやって宇宙に来たのかしらんが無理しすぎて頭に何かキテなかったか!? あ、そうか、伝統的酸素欠乏昇か!(マサカ)
あと、やっぱりダブルオー詰め込みすぎだよ! リアルタイムで観たときはちょっと怒涛の展開の速さに圧倒されていましたが、ねえ。情報量が飽和しまくり。確か監督が、トリニティにもう一話くらい使いたかったと発言したらしいですし。スケジュールに余裕がないって言うより、スケジュールを間違えて造った印象が抜けず。この最終回は二話分ぐらい分けたらちょうどよかったかも。三話でもいいけど(多すぎか?)。アレルヤとか一話分つかって掘り下げとかしたのに、アレハレ完全融合・完全覚醒しておいてあっという間に終了。ああ、ハレルヤ……。
追記の追記。アレルヤの過去って、ウィキペディアだと「施設を脱走」ってあるんですが、アニメじゃ「データを取って廃棄処分」とか宇宙に捨てられたとかあってよう分からんのですよね私。まあ詳細って本編でもちゃんと出ていませんでしたが。
で、公式外伝でそれっぽい裏設定が出てたらしい。
データを取り終わった子供達(アレルヤ含む)は船に乗せて宇宙へ廃棄。そして目的地に着くまでに、酸素を巡って互いに殺しあうハメに。
最後にアレルヤと一人の少年が生き残り、アレルヤはその少年に銃を突きつける。
(このへんが、施設爆破の時の回想ですかね? しかし人革のデータにあるから、ハレルヤが生まれたのはこの時じゃなく廃棄前のはずよね)
その少年は、アレルヤに対しもうかつての仲間では無いと悟り(ハレですから)、
「俺を殺せ、アレルヤ。お前は生き残れ。マリーのために」と呟く。
アレルヤの左目は見えないが、笑いながら泣いてトリガーに指をかけた。
そんでハレいわく「まともに生きてこれなかった」紆余曲折を経てCBに。更に更に同胞殺しにソーマ(=マリー=実妹?)と殺しあったりと、何かキツい人生だなアレルヤ……。はぁ、二期で幸せになれるといいんですが。ガンダム伝統の強化人間としては、やっぱここは女のほうが死亡か? あと気がついたが、四年後の二期ではアレルヤ24歳。隻眼だしなんかロック兄ポジになってしまいそうな(笑。……あ、ロックオフはどうなるんだろう。