第13号の見所【読切小説】その2

 公式情報更新ー
 今回は星見月夜さんの『私の英雄』。名前からなんかファンタジーモノ好んで書きそうな若い女子に見えなくもないですが、実際はもっと現実の世界に近い舞台の小説を書かれています。
 星見さんの作品ですと、11号掲載の『輪廻/輪舞』が傑作でした。一人の自覚なきファム・ファタール彷徨の記録。原稿用紙90枚の力作でしたが、分量に見合うだけの質です。
 今作『私の英雄』も輪廻/輪舞より若干少なくなりますが、やはり分量は多目。ですので、星見作品を読む時はゆったりした時間を作って、心してお手にとりくださいませ。