短編書いてみた。

 某コトキのなんやかんやで43pほど。まあ関係者以外の方の目に触れるのは、11月になりますが。言いたいことは纏っているはずなのに、非常にタイトルのつけづらい作品になってしまった。
 で、短くて長い40数ページというこの作品を書いていて楽しかったのですが。特に楽しかったのが、シェイプアップしている最中であったという事が新鮮な気分です。回廊で連載している『歓喜の魔王』は、担当編集者のエグチさんとの遣り取りの中で、繰り返し書き直したりして掲載に持ち込んでいるのですが、その経験が活かされた事が実感出来たなー、と。
「ないほうがテンポがよくなるであろう一文」「面白いかもしれないけれど、なくても意味の通じる一文」
 これらは昔の自分なら、きっとそのままにしておきたかったに違いあるまい。そこを我慢して削ったってのは、まあ小説書く上じゃ当たり前のスキルかもしんない。けれど自分的にはようやっと大進歩(ち、ちっせぇー)。手を入れたくないところをぐっと堪えて削除すれば、後で見るとやっぱりそのほうが完成度があがっているわけで。ああ、これが客観性を持つ事なのか……。
 精進します。