『死神様に最期のお願いを』3、『屍姫』14

山口ミコト死神様に最期のお願いを』3

 第二問のヒントは(2)「この場で死ぬ」を選ぶと
 僕がより幸福(ハッピー)になるってことです

 ああ……主人公の性別が……。
 前回の話を忘れかけていましたが、今回も黒静絶好調というところでしたか。しかし黒猫再登場するも、しばらく誰だったか思い出せなかった。
 今回の静はTS(性転換)ネタに流されて、前回までの「静SUGEEEE!」が足りなくなってきたというか、「頭の良い振りをしている頭の良さ」、もっと言えば中二臭が露出し始めたような印象。
 ただまあ、体が変わっているとはいえ、あんだけ完璧に演じきれる静のメンタリティはちょっとしたホラーw
 あと妹がちょっと空気化しちゃいましたかね。治癒能力という結構強いスキル持っていることが判明しましたが、しばらくはそれを役立てる機会はないかも?
 死神は一芸入試らしい。いいのかそれで。あと、いくら何でも生身の人間がコンクリにめり込むほど吹っ飛ばされたら無残な死体しか残らないんじゃ?
 人の生死を扱う死神物で、ただの人間がそんな頑丈でどうする。まあ面白さのために細かい処はすっ飛ばす作風のようだから今更か……。
 そして最後は新たな視点キャラとともにバトルロワイアル編開始(だから余計に妹の影が……)。作者が帯で男の静が書きたくなくなってくみたいなこと言ってますが、奴はこの先ちゃんと男の体に戻れるんでしょうか(それ以前に、女として行動することに本人がためらいも葛藤も口にしないのが恐ろしいですハイ)。

赤人義一屍姫』14

 行くは死…… だが退いても……退く場所すらない
 ……それなら 進もう

屍姫 14 (ガンガンコミックス)

屍姫 14 (ガンガンコミックス)

 とうとう味方側から脱落者が。御霊封神の時になんぼか死んでいましたが、あれはあの時になって急にぞろぞろ出てきたメンツでしたしね。もっと初期からいるキャラでは初か*1
 ヒロインが足太と言い放たれたり、なんか「はいてない」チラ見せエロがどんどん加速しているのも注目かもしんない。表紙とかカラーとかそろそろチラじゃなくモロの域では?
 マキナのボロボロ服とか、太ももに缶ジュースとかいい加減やりすぎで困る。
 生きていたらこうなっていたかもしれない、大きくなったリカのデザインは……なんか「そのまんま引き延ばしただけ」って風なので非常にがっかり感があるんですがどうか。
 しかし作者このコンビ好きなのだなあ。
 一方、敵側も着々と戦力在庫処分状態なのか、教主たちも斃されるようになってきました。でもヴァルたち復活しそうでたまらない(リオンはたぶん駄目だろうが)。
 しかしずっと戦いっぱなし展開は疲れるなあ……。いやもともとそういう漫画なんすけどね。和むのが結局カバー下だけという。梅原さん今どうしてたっけな。
 しかしカガセオって日常生活出来たんですねあれ。普段は棺にでも入って寝てるんじゃないかと思ってました。それこそまさに「兵器」扱いで。
 そしてカガセオの能力はちょっとびっくり*2
 あの技ってRPG系では最強呪文の一角によく名を連ねたものですが、大火力ゆえ大味な印象だったあれを「手足の延長」のごとく使う演出はワクワクする。
 さて陛下が追い詰められて覚醒しちゃったところで次回へ続く。
 予告の無邪気笑い陛下が何これ可愛い。勝たれると人類的にとても困ったことになるが、同情できる相手だし、ちょっと肩持ちたくなるキャラではあるんですよね。リオンは……まあ、うん。

*1:と言ってから景世のこと思い出しました。にいちゃん忘れててスマン。

*2:一言でいえば「メテオストライク」