第二話「ガンダムマイスター」


 やってまいりました第二話。オープニングの前に、アムロさんが世界観の説明をしてくれます。イナクトもちゃんとしていると格好いいんだよね(乗っているパイロットが炭酸かひろしかで大きな違い)。
 ・エンドレス大塚ボイス(イオリアの犯行声明)。
 ・順調に世界から注目を集めるガンダム
 10話でミン中尉がCBに対し「裁く」発言をしてましたが、この時点でユニオン上層部が発言してましたね。天使の名を関した機体を保有する、天上人を名乗る武装組織……つまりは神を名乗る不遜なやからでもあるCBに、「裁く」という語が使われるのは皮肉ですな。
 グラハムは2話も順調です。「その旨をよしとする」って普通言わない。
「機体テスト込みの実戦」って、何気に余裕なことしてるなあ。確か終盤もラッセがGNアームズで同じことしてたっけ。
 アレルヤとスメラギさんエンカウント。ティエもいるがそれはさておき。このシーン、ケロケロエースのコミックでアレルヤのお辞儀が追加されてて嬉しかったものだ。そして成層圏突撃へ。アレルヤはここでもビビリ・ヘタレキャラを押し出しているなあ……。ところで大気圏突入とか言っていると、聖闘士星矢を思い出す俺はダメな大人です(つうかあれは大気圏離脱のほうだったような)。
アレルヤ「さすがキュリオス……」
 防御力2の紙装甲のくせに……(DS)。
 さて、今回のミッションはセイロン島の民族紛争です。自分のトラウマ(民族紛争で少年兵フルコース人生)を思い出した刹那は、我を失って常軌を逸した行動に出ます。
刹那「俺がガンダムだ
 監督も黒田さんにこれを出されたときは困ったそうで(そらそうだ)。
 最初はどう考えてもネタのような発言だったのですが、刹那は大真面目。そして終盤になると、本気で名台詞になるところが恐ろしい。小説版を読むと、よりいっそう分かりやすいです。
 しかしティエレンはもっさりしてるなあ。そういうMSなんだけどさ。
アレルヤ「これで稀代の殺人者……けどね。それがソレスタルビーイングだ!」
 まあこういう台詞は必要だろうってことで、ビビリ担当のアレルヤに回ってきたんだろうなあ、なんて。
 ソレスタルビーイングの介入は、戦争根絶のために。一度の介入で終わらなければ、何度でも、世界の憎しみが自分達に向けられるまで。「世界の敵」となることで、世界を一つにし、恒久和平を実現させる……うーんなんて無茶な。終盤の展開は実際そんな感じでしたけれど。つうか何というバッドエンド仕様、それでは生贄ではありませんか。最初から滅びるの覚悟で戦っていたにしちゃ、連合軍に潰されかけと時は話が違う的態度だったのが気になるんですけど(時期が早いってだけかね)。
 ……しかし、300年続く民族紛争ってのも凄いな。歴史上そんなのあったかしら。まあ、怨恨って根深くなるものだから、ずるずる長引きそうではありますけれど。今度調べてみやう。
 ちなみに小説版によると、この戦闘で人革には100名を超える被害が出た模様。100名を超えるってことは120名とかになるかもで、すると一人頭軽く30人は殺している計算が出来そうです。うーん、連続殺人鬼30人殺し、と言い換えると確かに稀代の殺人者。まあ、100人殺せば英雄って故事(チャップリンだっけ?)も言いますし。30や100でウダウダ言ってられません。
グラハム「君の存在に、心奪われた男だ!」
 そして刹那がお約束どおり、変なひと……もとい、強敵に絡まれたところで番組終了です。