だっ……こ、う……した! ダブルオー見てやる!

 フフフフフ、ハハハハハ!
 お、終わった、終わったお!
 最終チェックを入れた原稿一式をよあけさんに送付し、これにて内容のほどは作業終了。あとはよあけさんからPDF送ってもらってチェックしたりするまで。あ、屍鬼も編集長に送らなくちゃ。
 梗概は770文字になった。仕事の休み時間に読んでた「冲方式ストーリー創作塾」が役にたったな(実は後半部分だけ読んで、残りを長いこと積んでいた罠。そのうち2巻とか出て、「シュピーゲル・シリーズの作り方」とかやってくれませんかね。無理か)。
 なんか整形用テキストの設定が、規定の42文字×34行ではなく、47文字×37行に勝手に変わっていて、直前になってページ数が6枚オーバーしていることに気がついた次第。慌ててこまごまとした描写やシーンを削除して、121pまでに収めました。まあ、1枚ぐらいでは却下されないでしょう(わたせさんもそういっていたし)。元々は430枚あった原稿を、90枚ぐらいまで削り切れただけでも俺的に満足。
 しかし冲方さんのストーリー塾は結構ためになりました(そらな)。最初に載ってるマルドゥック〜にプロットが存在しないのは驚きましたが、後で出てくるプロットの数々に驚く。なんかアニメとかの脚本に近い感じ。私はプロット、作らないんですよね。ここでこの伏線、ここでこれを出すってのを細かく書くなんて、我慢できずに本文書き出しちゃいますわ。
 昔、いろんな小説の書き方本読んだんですが、どれもあまり身につかなかったんですよね。どれも難しすぎるか、簡単すぎるかのどっちかで。結局、ほとんど我流になって、今もどうにかここまで来ている。全体の流れをメモに書き出すぐらいはするんですけどねー。このシーンはこういう意味、この伏線はここってのは、頭の中にあって、自分だけ分かればいい的な。
 ただ、種書きや骨書きの技法は大変参考になります。こゆ企画書作るのは私に向いているだろうし。


ガンダムダブルオー23話。 最近になってやっと見始めた……。DVDは2巻まで視聴、何か事前にいろいろ聞いていたけれど、普通に面白く見れました。ハムの人はよい変態。
ハレルヤ「脳量子波は俺が遮断しておいたZE☆」
 出来たのかよそんな芸当! あれか、アレルヤが出番ないと思ったら、一人ハブられながら脳内双子と和解していたってか! 何というご都合。もうアレルヤの出番が増えたら死亡フラグが立ったと思うしかない。いや兄貴の次に好きキャラなので死んでほしかないですが。11話で掘り下げたくせに、こんなサラっと精神崩壊フラグ回避してていいのか。
 まあスタッフの加護を受けたがごとくやたら強いサーシェスとかいろいろ突っ込みどころはありますが、ロックオン・ストラトスの死に様ですべておつりが来る神回でした。「あーこれファン阿鼻叫喚だなー」と思ってたら、翌日には6本の追悼動画がニコ動にあがり、Mixiでもはてダでも注目キーワードにランクイン、一時はトップまで張ってさすがガンダムと言うべきか。
 戦争において兵士が死ぬのは悪であり、ロックオンの死は戦術上は大失態ではあると思います。最低限、デュナの太陽炉こそ帰還させたものの、機体はズタボロ。四人しかいないマイスターが三人になったのって、単純計算で戦力25%減なわけで(実際はもうちょい少ないか多いかでしょうが)。戦闘でそんだけ損害が出たら普通撤退モノです。まあ、それ以前にジンクス26体vsガンダム2機という構図が充分無茶だったのですが(しかし、ジンクスへたれるの早いなあ)。
 サーシェスって本当に死んだんですかね。今後の事を考えても、兄貴の死はわりあい犬死の部類に入るわけですが、せめてサーシェスを討ち取ってられなきゃ、浮かばない。ただ、まあ……。犬死でも何でも、彼は全部承知でそれを選んでしまったわけで。
 地球に向けて「狙い撃つぜ(言ってないけど)」のシーンとか。「刹那、急げ、急げ、間に合え──!」と否応なく思わせた緊迫感とか、あの辺の演出は本当に神がかっておりました。ロックオン生存説もあるけれど、こんだけやって生きてたらテレビ投げそう(笑)。更なる劇的演出がついているなら、それはそれで許しちゃうかもしれんがね。ダブルオーでアレハレとツートップ張ってた自己好きキャラだったんだがなあ。
 ハロの、「ソンショウ ジンダイ」「ロックオン フショウ」てな感じのいつもの報告ではなく、ただひたすら名前を呼び続ける演出もグッド。『猫の地球儀』の、ダウジングが地球を指したシーンとか思い出してしまいました。生物ではないはずのロボットが「死」を知る、凄い描写じゃないですかね、どちらも。
 あんな内容の後で例のエンドは沁みるものがあります。鋏が落ちる→海が赤く染まるって、露骨にそゆ意味だったんですな。
 そういえば今回、ネーナと沙慈いませんでしたね。後者はともかく、ネーナいらんな……。