聖なる槍シェイクスピア

 雫兄貴に紹介されたスレ『やる夫が小説家になるようです』シリーズ。あ、タイトル? 何も関係ございません。
 にちゃんねるAA「やる夫」を主人公に、小説家志望の人への基本的なアドバイスと役立つ情報が載っています。3話目で長門が出てくるあたりから、段々普通のやる夫スレ(兄貴談。俺はやる夫はAAしか知らんのだ)になっていきます。がまあ、話が気になる人は最後まで読んでも別に損はないかと。
 スレ内では小説家の必需品として、「赤ちゃんの名づけ辞典」と「類語辞典」が紹介されていたのですが、後者を自分が持っていないことにふと気がつきました。7000円……ちょっと頑張って買ってこよう(その前にPC買い替えと猫の虚勢手術があるので、……購入は2ヶ月先かなあ。図書館遠いし)。名づけ辞典は6、7冊くらいあるんですけどね、もともとネーミング好きだし。確か清水義範の小説で、名前付けに悩む小説家の話があったのがきっかけだった気がします(あと、ミステリー小説の書き方とかゆー文庫本)。
 他にはあまり目新しい話は載ってなかったけど、これから小説を書こうって人にはおすすめの良スレかと。あー、でもカード使っておはなしを作るあれはとても懐かしくなりました。何年か前にポーンさんが、同じ効果の得られるフリーソフト作ってたはず。で、私も挑戦したけどすぐ飽きました(いいんだよ、それでもこうして小説書けているんだから)。元から道具とか使ってプロット立てるのはどうも苦手ですにゃー。書きながら考えるというか、わりとアバウトにプロット作っているような気が……。
 今現在の小説技術としては、自分の文章に悩む部分が多くなっています。
 元々私は、自分が読んでいる小説の文体にいつも「物足りなさ」を感じていたんですね。ラノベだと、超常現象がよく出てきますが(異能力バトルから謎のモンスターまで)、「現実にはありえないことなんだからもっと書き込んで!」と思ってしまう。あとは、苦痛の描写とか、戦闘シーンとか、心理描写とかまあ色々。
 私も大人になったので、んなことしてたら読者はついてこれない&話がいつまで経っても進まない、とゆーことは理解できるようになりましたが、その辺の思いは自身の文章を影響を及ぼします。かれこれ5年ぐらい前から、「描写が多すぎる」とか何とか言われていた気が。よく「冗長」と言われるのも、そのへんが原因なのでしょう。まあ技術は技術なんですから、学習してそれを削れるところまでは来ているとは思う。が、「物足りない」という感性自体はどうしようもない。結局のところ、私が紡ぎ出す文は感性によるわけで、そこを否定されると、それこそどうしようもないとゆーか、ああ、だから最近沸点低いのかな。時々変にキレやすくなるのですが、打たれ弱いのは仕方ないとして、キレると恥ずかしいやら情けないやらでキレたくはないんだけど。ぁー。


 そして恐ろしいことに、んなこと言っている奴が明日は24歳の誕生日なのですよ。