第3話『変わる世界』


 前回に引き続き、ハムに絡まれる刹那から開始。フラッグって飛んでいる時に手足が蚊っぽいふらつきをするんですが、仕様だと思ったらハムが高速機動させすぎるせいで、動きが追いついてこないらしいですね。風圧でもげたりしないのかな……カスタムは装甲紙だし。
 ライフル一丁で始末書がユニオン基準。人革は輸送艦が3つ4つ沈められてもお咎めなし(まあセルゲイさんの功績もあったんだろうが)。しかし今見ると、刹那vsハム初戦ぐらいまで1話でやれたらよかったかもね。2期のペース配分に期待。
 イオリアの名前を絹江姉さんが突き止めました。こーゆー一人の天才科学者によって世界が翻弄されるってのはいかにも「オタク的」であるとどっかで指摘されてましたね。実際、現実的ではないし、オタク願望を満足させる設定であると言える。もちろんそれが悪いわけじゃないんだが、こう、「あー」って何か思い当たるものが。


 in軌道エレベーターステーション。
 基本生活臭のない(まあマイスターもだいたいそうですが)ティエリアですが、リニアに乗る時のカバンには何が入っているんだろう。
 アレルヤ初うっかり。一般人の沙慈にコードネーム名乗る刹那のほうがよっぽど問題なんだが(前回の暴走や、サーシェスへ姿を晒したり、マリナへの情報漏洩は、感情が絡んだ暴走ですが。沙慈に対してのそれはかなりナチュラルだったので気になる)。
 地上が嫌いなティエリアと、重力に心地良さを感じる中佐(さらに後で、「やはり宇宙はいい…」と言うティエが続く)。鹵獲作戦のスメラギさんと中佐といい、00はこういう対比が多い。
 地上→宇宙→セイロン島と精力的に動く中佐。栄養ドリンクなんて縁がなさそうな行動力です。そして中佐&技術者と、グラハム&ビリーと教授の会話を交互に出して設定解説のターンに。こういうやり方も群像劇ってことか。
 ガンダム出現の報を受けたグラハムが取り出す携帯電話が、300年後にしちゃでかいような気が……。
ロックオン「狙い撃つぜぇ……」
 うわあ、凄いやる気ない声。


 一方、今週のアレルヤ
 麻薬畑を燃やしても、実際に一番しわ寄せがくるのは畑仕事している非マフィアなのよね。アレルヤも教授もそこまで考えてないのがなんとももにょる。……しかし、タリビアとセイロンって夜と昼間だから、結構時差あるんだなと今更気づいた。
 こう、「何かが有る」ことが戦争の原因になっているなら、それを排除すればいい。けど、「何かが無い」ことが原因で起こる紛争には、CBってどう対応するんでしょうね。解決策が出るまで放置? たとえば飲み水の確保のために争っているなら、水を手に入れる手段を用意しないと戦争は終わらない。ただの「武力」介入じゃそれは解決しない。
 刹那vsセルゲイ。
「肉ならくれてやる!」
 肉を切らせて骨を断つ。ばたばたティエレンが倒れていった中で、さすがに中佐は別格っぷりを出してくれますね。このへんは小説版を読むと、いっそう中佐が格好よくてよろしい。ていうかアニメに出ない幾つかの台詞が結構惜しいのう。


沙慈「僕、沙慈・クロスロードって言います。この部屋で姉と暮らしています」
 前半はともかく後半は初対面の相手に不要なんじゃねーの。
 そして〆。北アイルランド紛争終結……?
 リアルIRA活動凍結は当時各所で突っ込まれてたっけなあ。後で調べたら何度も活動凍結してて、「300年後もよく活動続いていたなあ」とか思ってました。しかも次の話の冒頭で「凍結なんてただのポーズ」と自己ツッコミが入るし。脚本の狙いにまんまと乗せられた感じですね。
 しかしワールドレポ読むまで、タミル人とか実在とは知らなかったわ。
 にしてもキッズステーション、エンディングの前にCM入るから、なんか余韻ぶった切りだなあ。ちくしょうめ。
 次回はソーマさん登場の回なので楽しみです。