光市母子殺害事件@死刑廃止論者の脅威

 つうか狂気。
 光市母子殺害事件の件ははぶきますが、痛いニュースでこの事件に関連する記事のコメント欄で紹介されていたブログが凄かった。加害者についた弁護団の支持者だそうだけど。
ナーランダファン人権ブログ
 このブログに関するコメントの転載がこちらの『孤高』さんにあります。こっちのほうも凄い内容だ……。「被害者なんて刑事裁判のための証拠品」「加害者は国家の横暴にさらされていますが被害者とやらは国家権力から横暴を受けているわけではない。わかった?国家の犬」とかとか。

先進国家であるはずにのこの国では、
いま「人権」というものが汚く捻じ曲げられようとしています。
世界の常識であるはずの死刑廃止への道のりはとおく、
最高裁判所は工場のごとく恥ずかしげもなく
国家による人民虐殺宣告=死刑判決を乱発し、
全世界にその馬鹿さ加減と恥を遺憾なくさらしています。

 いや人民虐殺宣言ってアナタ、共産国じゃあんめえし。むしろ日本は死刑が少ないくらいDEATHよ? 法にのっとった死刑と、暴虐たる虐殺を混同する精神が分からない。

〜本村某のかかあとがきが勝手に死んだ些細な事故の裁判をめぐって、

〜私は殺人事件という言葉は使いません。安田好弘先生をはじめとする弁護団のおっしゃるとおり、かってにかかあとがきが死んだ事故であると思っているからです。

 …………日本語でOK。

まさしくそのとおり。本村某は「気持ち悪くて」「成長できなくて」「人の心が欠けていて」「傲慢で」「滑稽で」「カッコ悪くて」「加害者を裁く権利があると思い上がっている」のです
良くぞ言ってくださったという感じです。
まだまだ私も修行が足りません。
ここまで水葉さんに徹底的にいわれれば、本村某にはもう世迷いごとをほざく気力すらもありますまい。ぎゃはははははははははははははははははははははははは。

 地球語で言ってよ。
 ちなみにここで言われた水葉さんという人は、記事にかかれたことが迷惑だったらしく、コメント欄に出現している。

7. Posted by a 2007年09月11日 00:51
関連ブログまとめがとてもわかりやすいですね

>水葉さん
私も「本村氏が苦しんでいるのは、本村氏がテレビに出演してチャラチャラしてるせい」というあなたの意見にうなづけるものがありました。
8. Posted by 水葉 2007年09月12日 06:22
>aさん

は?私はそんなことは書いておりませんが。


>ナーランダファンさん

リンクを直ちに外してください。迷惑です。

 コメント欄で交わされるやりとりも相等にアレ。

もし被告が本村某の背後にいる極右反動極悪勢力の目論見どおりに死刑になどなってしまったら、天皇現人神化、靖国神社への参拝強制、元号使用強制、日の丸君が代への崇拝強制、極右自民党一党独裁化、朝鮮民主主義人民共和国への下劣な敵視・誹謗中傷強化、自称「拉致被害者」どもの特権階級化、唾棄すべき汚物「大日本帝国憲法」への回帰、徴兵制復活、公安警察特高警察化、自衛隊による支配などへの一里塚となることは100%、間違いありません。ですからどんな手段を用いてでも、本村某やかかあやがきにどんな攻撃を加えてでも死刑を阻止しなければなりません。22人の英雄弁護団はがんばっています。これからも、死刑絶対阻止のためにご協力お願いします。

 結局そっちの人ですかー。被害者と極右がごっちゃになっているあたりどうにもこうにも。

法を乱す被害者は口を閉じろ!
(中略)
遺族とやらが僭越にも「ハンニンヲシケイニシテクダサイ」とはわめいていますが、刑罰を決めるのは裁判所であってこいつらではありません。
だまってろ。どうせ死刑になんかなりゃしないんだから。

腐敗したヘドロのような被害者感情という汚物によって死刑が成り立っているというこの国の醜悪極まりない現実を鋭く抉り出しています。死刑を廃止するためには、この「被害者」という化け物どもと徹底的に戦い、やつらが沈黙するまで攻撃の手を緩めてはなりません。被害者は死刑廃止の敵です。遠慮は無用です。

 まともに反論(勝手に死んだんじゃなくて殺されたという事実は無視ですか。被害者という言葉の意味が分かりますか。鏡をご覧ください。法を乱しているのは加害者のほうです)をするのも厭になる思想のオンパレードだけれど……釣りだと言ってくれ。ネタであってくれ。本気でこんな思考をしている人間が世にいるなんて厭すぎる。
 とはいえ、釣りやネタで現在進行中の裁判の被害者遺族をバカにした文面を垂れ流す神経はやはりマトモではない。狂人の真似をせんと往来を走ればすなわち狂人となる。被害者を人間扱いしていない数々の言葉は、単なる死刑廃止論者などではなく、犯罪推進主義者(やったもの勝ち)にしか見えない。最低限の道徳心の欠片もない。
 本当の、まっとうな死刑廃止論者の主張とは「死刑は逃げでしかないから、生きて死ぬより苦しい刑罰を!」というものだ。加害者擁護カルト的人権派のそれではなかろう。まあ、土地のないこの国では刑務所も足りないから、犯罪者を養うのは大変なようだけれど。なんだかなあ。いつかMixiで犯罪者はサルでマトモな人は本当の人類でうんたらってのがいたけれど。電波ってやっぱりいるんだよなあ。

ただ、この事件でついている弁護団は全員が死刑廃止論者ではないらしい。

 こちらに今枝弁護士のコメントが転載されている。ウィキペディア光市母子殺害事件の項でも、実際の事件とネットでの認識に誤解があるという事が書かれているが、当方はどこまで事実なのか確認していない。まあペディア先生もいまいち信用ならない部分もあるしなあ。
 ちなみに私自身は、死刑廃止でもいいんじゃないかと最近思っている。というのも、死刑のない国というのは刑務所の収容能力上、現場での凶悪犯射殺が多くなるからだ。万死に値するものを何年もかけて裁判するよりはいいと思うし、「死では生ぬるい」とはいえ、生きて罰し続けるのはやはりコストがかかると思う。それより早急に犯罪者が減るほうが世の中のためになるんじゃないかなあ。


 さて、武装錬金DVD最終巻でも観よう……。