ヨルムンガンド2「人は、子供たちの未来よりも戦争が好きだ」
- 作者: 高橋慶太郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/04/19
- メディア: コミック
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で、前回まで出ていたココ(女武器商人)の仲間達は、ココ大好きナイフ娘・バルメぐらいしか印象に残らなかったのですが、リーダー格のおっさん・レームが今回はイイ味出してくれています。表紙でもココを担いでいるんですが、なんか微妙な顔だなあ。まあそういう作風か。
1巻でバルメと戦ったナイフ娘もそうですが、今回のスケアクロウといい、いやらしいイヤな奴が多い作品だなと思います。いやらしいイヤさ加減が好きというか。スケアクロウも「にェッ」とか「ハィィ!?」とかいちいち喋っている時の表情がなんか生理的に不快なキャラなんですけど、なぜかそこが気に入ってしまうというか。作者よくこんなの描けるなあと感心してしまう。1巻のナイフ女も同様に。ああ、女の子の顔ぶん殴るシーンが、あまりアップじゃなくナチュラルにやっているのもちょっとビックリ。
あとはまあ、気に入ったセリフ以下抜き出し。
銃撃戦なんてものは……
屁のこき合いだ。音楽にはほど遠い恥ずべき行為!
「世間の皆様お騒がせして申し訳ありません」と赤面しながらやるモンだろ。
レーム・70p
優しさはヌルさだ。
そのヌルさは引き金に一時の遅れをもたらす。
この世界は優しい君に優しくない。
ココ・130p
暴力に関係ない人なんて、いったいどこにいるというのか。
手を伸ばせば銃に触れる世界。優しさより信じられるのが、こんなモノとは寂しい限りだ。
ココ・134135p
そいや、オマケマンガの反応を見るだに、バルメはよっぽどのウブなのか、確実に百合の人なのか。多分後者がファイナルアンサー。